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【企画】忘れられない外国人のあのひと~カナダ人の先生~

今回もチェーンナーさんの企画に参加します☆

私の忘れられない外国人。

それは私が高校の時に通っていた英会話スクールのカナダ人の先生。

3年間通ってずっと同じ先生のクラスの授業をうけた。

元々私は英語が苦手だった…

高校受験の時に必死で苦手だった英語を勉強したらあっという間に英語の成績があがり好きになった^^:単純な私…笑

そして受験が終わったタイミングで親友が英語を習いたいと言ってきたので一緒に通う事になった。

親友とは違うクラスで違う先生だった。親友のクラスの先生は、アメリカ人で見るからにビジネスマン!話し方も早くせっかちな感じで会話の途中で英語が分からず黙り込むと…無言のなんとも言えない威圧みたいなのを感じる方で…私の苦手なタイプの人!!!笑

一方で私のクラスのカナダ人の先生は真逆の性格で、マイペースで日本語ギャグをいつも言ってニコニコして私にとってはもの凄く居心地のよい先生。この先生だったから3年間通えた。

名前は「キャリー先生」だった。

当時私はまだ1度も海外に行ったことがなかった。小さい頃にテレビで見た「フルハウス」が大好きで、いつか必ずサンフランシスコに行く!て決めていた。

ある時先生に、「私アメリカに行ってみたい!」と話したら先生は、

「かおるの性格はマイペースだからアメリカは合わないかもしれないよ。かおるはカナダの方が合っていると思う。カナダ人は僕みたいにマイペースだから。笑」

私は衝撃だった!!!

それから高校卒業と共に英会話スクールを辞めた。

海外に行きたい思いが止まらず19歳の冬に1週間ホームステイでカナダに行った。

人生初めての海外。バンクーバー空港に着いた瞬間のあの空気感。今でも忘れられない。五感で海外を感じる自分。言葉にならなかった。見るもの全てが新鮮すぎて今でも細かく色んな事を覚えている。

今でも海外に行くと空港に着いた瞬間の空気感がたまらなく一番好き。でも不思議な事に、国内ではこの空気感を私は感じる事ができない。なぜだろう…

ホームステイした家のお母さんに自己紹介をしたら、

「かおるは言えない。発音が難しい。今日からあなたはキャリーよ!」

と、いきなり言われ1週間私はキャリーという名前で過ごした^^:

不思議な事に、英会話の先生と同じ名前だった。英会話スクールを辞めてからは先生とは連絡もとくにとらず、私がカナダに行った事もしらない。でも同じ名前で過ごしたカナダでの1週間、先生が見守っている感じがした。

そして、偶然にも私の誕生日はカナダの建国記念日。カナダと私はきっと何かの縁で繋がっているのかもしれない。

1週間色んな経験ができ、日本に帰った私は一回り成長した気がして自分に自信がついた。そして先生が言っていたように、街や人がマイペースで自分に合っていた。

先生に会ってお礼が言いたい。

「先生の言う通り私の初海外はカナダで正解だった。ありがとう。」


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