四月になれば彼女は
1人で観てきました
興行成績がイマイチだとかなんとか言われていたし、レビューも辛辣なのもあったけど、「映画は他人がどう言おうと自分がみてどう感じたか」が全て
佐藤健君も長澤まさみも好き
アマプラで先月「市子」を観ていたので正直また失踪ネタ?と思ったけど、やっぱり気になるし観ようと思いました
ネタバレになるかもしれないので観てない人は要注意!
いきなり始まる元カノからの感傷的な手紙
2人で行くはずだった海外を旅しながら写真を撮っているという
そして、あの頃の、若かった2人の瑞々しい思いと後悔、現在の自分との対比をしつつ旅に出た本当の理由は?
度々届く手紙は何を意味するのか
そんな中、現在彼女(長澤)と同棲中であり結婚式の準備も着々と進んでいると思いきや、ある日彼女が失踪する
そして、彼女を探すことになるのだが
佐藤君がかなり痩せているのにまず驚いた
Netflixのファーストラブ の時はかなりガタイがいい感じで、ちょっとダメな男の子だったけれど
今回は精神科医の役でもあるし、大学生時代を演じるために体を絞る必要があったのだろうか
(その昔の彼女が森七菜で、とっても若くみえるからそら調節するだろうな)
わけありなストーリーのその「わけ」を探すのだから当然まどろっこしさはあるのだけど、比較的ゆったりと物語は進みます
そこら辺は市子とは大きく違う点
同棲カップルが既に寝室を別にしていることがまず気になる
なにが2人を繋げているのか
なぜ結婚しようと思っているのか
関係性はあやふやで決して彼女は(彼も)幸せそうじゃない
そこらへんの雰囲気を2人はうまく醸し出していた
少し謎解きの部分は弱い、というか、ちょっと唐突というか、
観ていると、細かいところに疑問がわいてきて、アレレ?なんて思っている間にあっという間に
「あぁそういうことだったのね」って展開になってしまい
気持ちがうまく流れに乗れなかったのではあるが、それでもやはりそこは主演陣が思いのほか良かったので もう観てから2週間以上経つのだけど余韻が残ってます
まぁ、私は高校の時写真部で、あの頃何だか勉強も友達関係も嫌気がさしていて1人で暗室にこもって現像するのが好きで制服が酸っぱいにおいに染まっていくのも楽しんでた
そんなことを思い出させる
暗室のシーンが出てくるだけで無条件に切なくなる私
なんつうか、青春の映画でした
相手を思うことって何だろうね
不安を抱えながら表面ではなんてことない顔して、うまくいってるふりをしてザワザワした心を隠してることってある
堪えきれずにこんな風になること
こうなることは突然でもないのに人ってなかなか気づかない
大切な人を思いやるって実は難しい
そんなことを考えた
余韻の残る映画でした
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