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【2023記録】読んでよかった小説5選

2023年は、物語に触れる機会も増えた1年でした。
きっかけは人事に異動をしたことで多くの学生の価値観や経験に触れるようになったことから。小説は自分と違う生き方、価値観を持った人の立場からどっぷり別の人生を歩めるもの。

これまではビジネス書でなければ遠回りと思ってしまっていた自分の考えも変えることができました。

今回は2023年に読んだ小説の中から出会ってよかった!という5選を紹介します。

オススメ①★読んだら号泣「52ヘルツのクジラたち」

本屋大賞を受賞されたことがきっかけで手に取ったこの本。
「良い本」という言葉では片付けられない、心に深く刻まれ、ズシンとのしかかる内容です。

読了後は、とにかく周りの人を大切にしたいと思える感情と、また目を向けてこなかった誰かの痛みにも気づける人になりたいという決意が溢れる小説でした。

痛々しいリアルな描写、人の傷や心の動きが本当に丁寧に描かれており感動。結末は本当に涙が止まらない内容でした。

オススメ②★言葉に浸るお仕事小説「本日はお日柄もよく」


OLからひょんなきっかけから政治家のスピーチライターになる物語。スピーチのノウハウが詰まっているだけではなく、政治の裏側や、言葉を丁寧に扱う心など学べることが非常に多い。

言葉一つ一つに込められた想いを知るからこそ、物語で出てくるスピーチの力強さ、心からの声に涙が止まらない。

言葉は世界を変える。大袈裟ではなく本気でそうなんだと原田さんからも教わることができる読み返したい1冊。

オススメ③★気持ち良いどんでん返し「六人の嘘つきな大学生」

就活生の立場になって「就活」をみてみたいと思い、読んだ1冊。だが、作品そのものの世界観にかなり引き込まれてしまい、まんまとドツボにはめられた。

物語は超有名IT企業の最終選考で、ある事件が起きることから始まる。就職活動に対しての様々な見解も出てきて、人事の自分としては複雑な気分にもなったが・・・最後のどんでん返しが気持ちよく、騙されたー。。を体感できた。笑

誰もが心に誰にも見せない思いや考えを持っている。偏見を持たずに接すること、そして人事としても学生に誠実でありたいと思わせられた。

とにかく作品として非常に面白く一気読みできます!

オススメ④★下手な恋愛ドラマではない.「今夜、世界からこの恋が消えても」

なんとなくタイトル買いしてしまったこの小説。1日ごとに記憶を失う彼女と向き合う恋愛物語で、まあよくあるやつかなーと思いながら読んでいた自分を馬鹿にしたい。

ページをめくるたび、人の想いを知るたび、涙が止まらない物語でした。カフェなどでは読まないことをオススメしますw

泣ける恋愛小説が読みたいという方はぜひ!

オススメ⑤★「蜂蜜と遠雷※上下巻」で音楽の世界にどっぷり

本屋大賞作品。音楽大学に通う学生から勧められた本。描写が非常にリアルで、文字で読んでいるのに音楽の世界観にどっぷり浸かれるような不思議な感覚。

音楽の世界、コンクールの裏側・厳しさなども知れて知的好奇心がくすぐられる。また、物語自体も惹かれる内容なので上下巻分厚いが一気読みできる内容。

普段の生活とは違う世界観を体感したい人にはとってもオススメです。

以上、2023年振り返ってのオススメ小説5選でした!
また2024年はもっとたくさんの作品に触れたいと思います。

#今年のベスト本 #2023年


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