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地方公務員共通資格化!に対して思うこと

2022年の#新年書くチャレンジを終えて、次の記事はどうしようかと思っていたところ、1/9になかなか衝撃的な記事を発見しました。

地方公務員に共通資格 政府検討、自治体間転籍しやすく:日本経済新聞

地方公務員に共通資格かぁ。ということは、自治体間で転職しやすくなると言うこと。

首都圏のとある自治体に勤めている身として思うところは、多分うちの自治体は名前だけで人が来そう、ということ。そして、名前だけで来た人を引き留める魅力があるかと言われたら微妙😅

自分も十数年勤めていて謎なのが、人事異動の理由と昇任のタイミング。これがもう少しオープンにならないと、良い人材はうちの自治体にとどまってくれないと思っております。

1 人事異動 

①このポストに置いた理由はぜひ本人に伝えてほしい

公務員は2〜3年で部署異動をしていく。うちの自治体は大きいので、それこそ局長や部を越えての異動がある。その異動の時に「何故このポストに配置したのか」を説明される事がほぼ無い。2021年度に部内で異動したのだが、その時に初めて「何故このポストに配置したか」という話と共に内示を受けた😅個人的には内示の時か、異動して早いうちに「何故、このポストに配置したのか」を管理職から説明してほしいと思っている。これがないと、自分は何を求められているのかを探りながら仕事を進めていくことになるからだ。

②部下育成のためにも担当者の配置理由も共有してほしい

同じ理由で、担当者の配置も現場を管理する係長に管理職から伝えてほしいと思っている。(本人の意向はさておき)何故このポストに担当を置いたのか全くわからない、というのは結構ある。本人に適性があれば大丈夫なのだが、まったく適性がない場合は新人を指導するのと手間はあまり変わらないどころか、本人の経歴やプライドもあり指導がより難しいので、この担当者に何を学ばせたくて配置したのか、現場監督を任されている係長には事前にお知らせしてほしいと切に思っている。

2 昇任のタイミング

①誰を昇任させるのか、ブラックボックスすぎる 

続いてもう一つの謎、昇任のタイミングだ。うちの自治体は若手のうちに昇任試験がある。この合格率が3割と非常に厳しい競争率になっている。また、昇任試験に受かっても、その後試験はなくても昇任選考というのが出てくる。試験の場合、筆記試験ができなかったから昇任しないというのはわかるのだが、筆記試験や勤務評定以外の別の力が働いて昇任が遅れるケースというのもあって、ここがブラックボックスになっている。
別の力が働いていると思ったのは、自分の経験から。自分はある段階で昇任のタイミングが1年遅れたのだが、その時ストレートに上がった人と同じ課になった時にその方の仕事ぶりが惨い。長時間残業の割にはアウトプットが出てこないという惨事が…他のラインにその方のラインの仕事を割り振って何とか1年間回したのを目の当たりにして、どうやら昇任は仕事の出来不出来だけではなさそうだ、と悟ったから。そして、昇任選考があった年次にその方より自分の評価が低いとされたことに驚愕した。

②選考のブラックボックスは「我慢」する無言の圧力を生むのでは…

話は戻って、若手の昇任試験の話。この試験は仕事がものすごくできるのになかなか受からないという若手がゴロゴロいる結果になってしまっている。筆記試験もあるので、それができないのは話にならないとして、それ以外の理由は何なんだろう??
個人的には「試験」という名の圧力で、若手が自由に仕事をする、自分の頭で考える機会を奪ってしまっているような気がしてならない。為末大さんのnoteに書いてあるような状況になってしまっているのではないかなぁと思っている。つまり、(仕事に対して)「我慢して」「リスクを取らず」「好奇心が湧かない」という思考に職員が陥っているのではないかということ。そんな職場、傍から見たらあまり面白くない…汗

最初に紹介した地方公務員の資格化が進んだ場合、それぞれの自治体が適材適所に人材を配置しているかどうか、というのはとても重要なことだと思うのです。そして、その適材適所の配置理由が本人他にオープンになっていること、これがないと公務員の市場の流動性に対応できないのではないかしら…
日経の記事をきっかけに思うことをつらつらと書いてみました。また投稿します。

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