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3.11に思いを馳せようとした日に起きた衝撃的な出来事

3月11日は東日本大震災から10年目の節目の日。この奇跡の一本松の写真とともにnoteの記事を投稿しようと思っていた2021年3月11日。仕事場で私の中では衝撃的すぎる出来事が起きてすべてが吹っ飛んでしまいました。

役所の年度末あるあるである、人事異動でもなく、議会でもなく、とある方の発言が、衝撃的すぎたのです。

私が働く部署は首都圏のとある自治体の観光セクション。そこでは世間のICT化の流れに乗りデジタルマーケティングやウェブ解析などを今後やっていく必要がある、という議論がなされています。ただ、その話があまりうまくいっていない、という噂も漏れ聞こえてきていました。

3月11日、自分たちが担当する事業の企画書を同じ部署でデジタルマーケティングやウェブ解析などの旗振りをする立場の偉い方に説明する機会がありました。その方は、過去に広報関連の部署を歴任してきており、部署内でも広報関連について全般的に、ウェブサイトやSNSなどにも詳しいとされていて、業務の色々な場面で様々な発言していました。当然、詳しいがゆえの発言だとばかり思っていたのですが・・・

自分たちの担当事業の中にはその事業に関係する情報を発信するウェブサイトを持っていて、それについても説明した際に事件は起きたのです。担当が「SEO対策をして~」とそれとなく発した言葉にこの方が反応しました。

「SEO対策って???」

えぇぇー???一瞬耳を疑いました。心臓が止まるかと思いました。それぐらい衝撃でした。だって、最近まで広報担当の仕事をしていた方ですよねー?しかも今はコロナの影響もあって、オンラインで何ができるかが今まで以上に注目されています。SEO対策って、ウェブサイトを検索ワードでヒットしやすいようにする対策で、今はウェブサイトでそれやらないと検索しても上位に出てこないからだいたいのサイトはやってるというこの仕組み。その言葉を知らないことってあり得ますか??

私たちが知っている限りの説明をさせていただきました。。。

これ、自分たちは試されているんでしょうか??それとも本当に「SEO対策」というものを知らなかったのでしょうか??ってことは、紙媒体の広報はともかくウェブ関係の広報は全くの素人ってこと????

デジタルマーケティングやウェブ解析がって言ってるけど、旗振り役の役職者の方自身が実はあんまりわかってない???(だから発言のピントがズレるというか、純粋に知らないので思いついたことを言ってたのか・・・)

この出来事が311に東日本大震災に思いを馳せようとした日に起きた事件です。役所の広報が遅れる要因は分かったような気もしました。若い人たちがオンラインやデジタルで何かやろうと提案しても、上に立つ方々、上に立つ年代の方はその提案がさっぱり理解できてないのではないかと。。。一方で、SEO対策等ウェブ上の対策はコストがかかり、効果測定が難しい分野でもあるから専門性が高く、素人では手に負えない内容になりつつあること。ボタン一つで何でもできるような代物ではなく、やるにはお金がかかるという事もよくわかってないのではないかと。。。これはやる気をなくすよなぁと。

この出来事をきっかけに、PRプランナー取得者である自分は役所の中で広報PRのレベルを上げるために、少しは尽力できるかもしれないなぁと思いました・・・そして、新しいことはどんどん学んで自分たちの業務の中に取り込んでいくようにしないといけないなぁと改めて思ったのでした。

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