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燃え尽き症候群とイップスの二刀流

ホテルや旅館で働く皆さん、こんにちは。いつも勝手に親近感を持っています、田中です。

GWお疲れ様でした。今年のGWは多くの宿泊施設が高稼働だったのではないでしょうか?さらにはコロナ禍で人員削減があったところは思わぬ急展開に…という話もよく聞きます。実際に業界メディアにも人手不足に関する記事が。

かく言う私も県民割やらなんやらで3月の中旬ぐらいから高稼働が続き、さらにはさまざまなアクシデントで人員不足になりギリギリの状態でオペレーションが回っていました。ギリギリchopでした。

高稼働や満室ということはありがたいことのはずです。観光業にもようやく少し光が見えてきた…そんな雰囲気を現場で感じ取っている人も多いのではないでしょうか。ですが、高層ビルで綱渡りをするような状況が毎日続くと心身ともに疲労が蓄積していきます。

なんとかGWを乗り切りましたが、その後から燃え尽き症候群のような状態が続きました。仕事中も注意散漫になり、ミスが多くなりました。こうなると取り戻すが大変です。注意散漫→ミスをする→ミスしてはダメだと注意散漫になる→ミスをする…の悪循環に。

スポーツでいうイップスのような状態になりました。

イップス(イップス症状)は心の葛藤(意識、無意識)により、筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼす心理的症状です。スポーツ(野球、ゴルフ、卓球、テニス、サッカー、ダーツ、楽器等)の集中すべき場面で、プレッシャーにより極度に緊張を生じ、無意識に筋肉の硬化を起こし、思い通りのパフォーマンスを発揮できない症状をいいます。

日本イップス協会Webサイトより

私は学生時代にバスケットボールをしていたのですがイップス状態の時のフリースローほど恐ろしいものはありません。「出来る」という感覚が全くなくなるのです。そんな状態でオペレーションを行います。ゲストからの電話に対応し、チェックインをし、夕食を配膳し…燃え尽き症候群とのダブルパンチです。大谷翔平選手はバッターとピッチャーの二刀流ですが私は、燃え尽き症候群とイップスの二刀流です。かの剣豪、宮本武蔵も驚いたでしょう。

そのようなこともあり、働き方について考える時間が増えました。宿泊業の現場は大好きですが、100%現場になるとどうも私の場合は良い方向に進まなくなるようです。今の私に足りないものはなんだろう?と思った時に文章を書く時間が圧倒的に減らしてしまったことに気づきました。

これからは少しずつですが、考えたことや学んだことは短い文章でも言葉にしようと思います。

PS.
みんな、トップガン マーヴェリックを映画館に観にいってくれよな。最高だから


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