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週刊 ホテル田中新聞 Vol.2|~20.11.01

そんな…まさか…11月になりました。私は京都のホテルで働いているので例年だとこの季節が1年の中でも最も稼働と単価が高いシーズンになります。(あと春の桜)今年はというと平日に関してはまだまだ例年通りとはいかないです。こんな紅葉シーズンはあまりないと思うので、おこしやす京都です〜〜

ちなみに、このサイトで紅葉の見頃がわかるので様子伺いつつ早めにホテルを予約するのがおすすめです。色づき始めのところもありますが、まだ青葉のところが多い。


1. 築100年の京町家を改装したホテル「nol kyoto sanjo」がオープン

ということで京都の新しいホテルのニュースが1つ目。東急不動産と東急リゾーツ&ステイが、ホテル「nol kyoto sanjo」を本日オープンさせました。

かつて日本酒造「キンシ正宗」の販売所だった築およそ100年の京町家を改修したもので、新築の宿泊棟もこれに合わせて京町家の雰囲気に仕上げたとのこと。特に客室の和の部分とモダンなインテリアのバランスが良いですね。あと15%和が強かったら「あ〜京町家ね〜〜」となっていた。「Tsuboyu Superior」が面白くて壺湯が客室にあるのが印象的。


2. RevPARの教科書的な記事

Relux 元CEOの篠塚孝哉さんによるnote記事「【長文】「予約が取れないレストラン」はあるのに「予約が取れない宿」は存在しない理由」がRevPARの考え方を学ぶのにめっちゃ良い記事でした。以前、この内容をYoutubeで動画をあげていらっしゃっていたのですがそれを記事化したものです。

同じ、「予約をする」という業態である飲食店とホテル、その違いを説明しながらRevPARについて説明されており、「なぜRevPARをあげることが重要な指標になるのか?」がすっと頭に入ってきます。


3. インフルエンサーおかみで宿泊客増な旅館がすごかった

Instagramについて調べていた時に偶然知ったのが高千穂町三田井の旅館「神仙」のおかみ佐藤久美さん。Instagramでのフォロワー数は1万人を超えており、町の魅力を発信しつつ自身の旅館への集客も行っている模様。

「へ〜SNSの使い方がうまいおかみがいるもんだな〜」ぐらいに思っていたのですが、調べてみると興味深い。旅館「神仙」は1泊3食3千円という低価格からスタートし、改善と単価アップを重ね、今では客単価3―7万円の高級旅館へと大変貌を遂げたとのこと。(す、すごい)

ソムリエ資格を持つ久美さんは、年に一度、高千穂の食材を人気シェフに調理してもらい、ワインと共に楽しむ会を東京で開いている。来春は、そこで出会った講師による「インフルエンサーアカデミー」に学ぶ。「情報発信力の強化のために、飛行機で通います」。時間、料金、仕事にかかる負荷を、「その分、本気で学べる」と、前向きな瞳が輝く。

2019年の記事なので、そこからインフルエンサーアカデミーで学んで本当にインフルエンサーになっている・・・!改善して積み重ねていってという行動をちゃんとできる方なんだろうな〜と思いました。

4. ターンダウン体験はどんなことができるやろう?

いわゆる、江崎グリコ『メンタルバランスチョコレートGABA for Sleep』の記事広告なのですが、海外のホテルや日本でもラグジュアリーホテルを中心に寝る前のターンダウンにチョコレートを提供することが広がっているとのことです。(ターンダウン用かどうかわからないけど、The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizuでも部屋にチョコレート置いてあったなぁ〜⇩この写真のやつ)

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で、このターンダウンという側面でもホテルでの宿泊体験って考えられるよなと思いました。

・寝る前に使うアロマディフューザー(キャンドルは火災報知器反応する場合があるからね)
・眠る前のミュージックプレイリスト
・睡眠の専門家が教えてくれる「睡眠の質爆上げガイド」

みたいな感じで、ターンダウンという側面を切り取ってもいろいろできるよな〜と記事を読みながら思ったり。”眠る”という時間を自宅外で提供できるサービスってなかなか少ないと思うのでホテルの面白い部分ですね。


「週刊 ホテル田中新聞」は発行者の趣味なので、今後も無料で配信します。なので、ちょっとでも読んで良かったなと思えたら、♡を押していただけると喜んで更新ができそうです😂 また来週~~!

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