神経難病ALSと「脳波」で戦う : 研究の最前線
私が研究をしているブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCIやBMIと呼びます)は頭で考えるだけでコンピュータを操作できる技術です。
BCIは意思疎通が困難な難病患者の方に向けた開発が進んでいます。
中でも筋萎縮性側索硬化症(ALS)と呼ばれる病気は意思伝達が完全に困難になってしまうことから、一刻も早いBCIの技術の実用化が求められています。
本記事では神経難病であるALSや、それに打ち勝つためのBCI研究の現状について解説したいと思います。理想と現実のギャップについ