エスカレーターでは2列になって

日本のエスカレーターの、東西温度差に戸惑いをかくせない皆さん、今日もお疲れ様でした。

大阪のエスカレーターでは「こっちに立つんやろ？」と、えせ関西弁を心の中でつぶやきながら、ドヤるワタシです。

さて。

最近「エスカレーターを歩かないように」的な条例が出されるようになりましたね。

ところにより「エスカレーターは立ち止まって２列でご利用ください」などと、書いてあるところもあります。

ですが。

先日、地下鉄を使って都内を移動した際に（おや？）と思ったのですが、やっぱり、左側１列になって、きっちり並んでいるんですよ。

しかも、エスカレーター待ちの列を作ってまで。

右側は、まるで大名行列でも通すのかというぐらい、ガラーンと空いていました。

なんでだろう。

わたくし、首を傾げながらも、とりあえず、空いている方に立ってみました。

すごく違和感がありました。ただ、ひたすらに、落ち着きませんでした。

でも、誰も何も言いません。まー、他人が何かをしたところで、他人のやることに、いちいち忠告するのも面倒くさいし、変にキレられたらイヤという気持ちもあるでしょう。分かります。

その日、帰ってから夫に「こんなことがあったんだけど」と、報告しました。

夫いわく「このご時世やからな」

……？このご時世？どういうこと？

すると、夫が言うには「コロナ禍だし、隣に人が立つのとか、イヤなんちゃう？」

わたくしの両眼から、鱗がボッロンボッロンと音を立てて落ちまくりました。

Σ(ﾟДﾟ)＜　そういうことか！あースッゴク理解した！納得した！だからみんな、お行儀よく一列になってエスカレーターに乗っていたのか！！

余談

なんか、わたくし、ですね……。

「こうして下さい」と書いてあると「こうせなあかんねんな」てな具合に、まわりの空気を読まずに行動に移しちゃうことがあるんですよ。

空気とは、必ずしも、読まなくちゃいけないものではないけれど。まわりのヒトたちの行動の理由をもっと深く考えても良いのかな？と思った出来事でした。

おまけ

空気を読まない、まわりに合わせない結果として、「いい行い」になることもあります。

例えば、まわりのヒトたちが道端にゴミを捨ててるからといって、自分も捨ててイイ理由にはならないだろう、とかね。