言語の壁を破壊する!?最新翻訳デバイス登場!!
私が英語が苦手な理由とそれでも勉強する気になれない理由は、以前の記事『実は英語が未だに苦手です』でお話しました。
以前受けたこちらの情報誌のインタビューでも「英語は得意ですか?」という質問を受け、
「苦手です。東京五輪までに日本人エンジニアが開発した高性能の自動翻訳アプリが一般化して、英語の喋れない日本人や日本語の喋れない外国人、言語障がいのある人たちが、言葉の壁を越えてスムーズにコミュニケーションを取れるようになると信じているので、英語の勉強はしないことにしました。勉強は嫌いです」(eじゃん 2015年4月発行より)
と答えていた程です。
そんな私がこの地でビジネスを始める決意をし、初めて営業活動を試みることに。
いきなり乗り込んだのは、自宅から徒歩圏内にある某ミシュランスターレストラン。
乗り込んだといっても、いつか食べに行きたいと思っていたお店だったので、ディナーを頂くついでに名刺をお渡しできたらいいかなという感じで伺ったのですが。
さすがミシュランスターレストランだけあって、食器やカトラリーはもちろんのこと、ナプキンなどの細部までこだわりが感じられ、インテリアもハイセンス。
(ただ、この辺りにはサンフランシスコ市内に比べてフローリストの数が圧倒的に少なく、こまめにメンテナンスできるフローリストもあまりいない模様。このクラスのレストランでも花は蘭の鉢植えを置いている店が多く、ここも例外ではありませんでした)
ウェイターさん達の動きに無駄がなく、サービスも素晴らしかったのですが、いざ名刺をお渡しするとなると隙を見つけるのが難しく、仕事中の彼らの中に漂う緊張感に飲まれそうに。
「動かないと何も始まらないよ」
夫が背中を押してくれるや否や、隣のテーブルで
ガシャーン!!!
と大きな音が。
驚いて目をやると、若い新米のウェーターさんがシャンパンクーラースタンドに躓いて危うく氷の入ったバケツがひっくり返りそうになっていたのです。
そういえばこの彼、さっき私たちにコーヒーを注ぐ時もちょっと腰が引けておぼつかない手つきだったよな。。。
彼も一生懸命頑張ってるんだから、私も頑張らなくちゃ!
お会計のついでに、テーブルを担当してくれたウェイターさんに思いきって声をかけ、名刺を渡すことに。
「レストランではイベントなど、お花が必要なことが結構あるので、マネージャーに渡しておきますね」
とウェイターさんに言っていただき、なんとか成功。
ふぅ〜。
ひとまず、英語での営業活動という最初のハードルは乗り越えることができました。
そんなこんなで帰宅し、SNSのフィードに流れてくるニュースをチェックしていたところ、思いもよらないものが目に飛び込んできたのです。
ウェアラブル翻訳デバイスili(イリー)。
この動画を見た瞬間、鳥肌が立ちました。
まさに私が思い描いていたツールそのものだったのですから!
一体どんな人が開発されたのだろう?
ウェブサイトを確認してみると、若き日本人男性ではありませんか!!
私の予言(というかただの妄想)的中!すごいぞ私!
株式会社ログバー代表の吉田卓郎氏は、Ringというウェアラブルディバイスも手掛けられ、渋谷とこのシリコンバレーにオフィスを構えておられるようです。
それにしても、近頃の日本の若者は凄いですね。
いきなり世界に向けてインパクト大の動画をぶちかます、このスピード感と行動力。
半端ないです。
偉そうにしてる日本のおじさん・おばさん方は完全に取り残されるでしょうね。
さらに驚いたのが、以前の記事に登場した若き日本人起業家Tさんとお知り合いのようで、Tさんに伺ったところ、
「僕たちが知り合ったあのカンファレンス会場に吉田さんもいましたよ。たぶん、あの会場にいた日本人、僕と美紀さんと吉田さんだけだったと思います」
って、、、
エエーッ!!どんなニアミスよ!?
PR動画の内容は主に海外の人から女性への侮辱として受け取られ、若干炎上した模様ですが、それも開発者側の計算のうちなのかもしれませんし、私にとって重要なのは、この製品が実際にスムーズな翻訳機能を果たすのか否か。
海外メディアも「これが機能すれば世界が変わるだろう」と、今後の動きに注目しているようです。
久しぶりに公式サイトを拝見したところ、この1月にラスベガスで行われたCESでInnovation Awards Honoreeを獲得された模様。
この夏一般向けに発売される予定とのことで、これは待ちきれません!!
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