おとラグ - ラグビー体験を通じて人とつながる秘密があった
おとなラグビーコミュニティー『おとラグ』
活動の軸は大人向けのラグビー体験会ですが、体験会自体を目的とせず、ラグビースキルの習得を目指さず、あくまでもラグビーを体験することでコミュニティー作り+活性化させることを目的としています。
それってどういうこと?? 気になって参加してきました。
おとラグ in 名古屋
6月18日、会場は名古屋駅から徒歩20分くらいの場所にある人工芝のフットサル場で行われました。参加者は30余名、教えてくれるのは主催者の喜連選手のほか、サポート選手4名です。
準備体操で軽くジョギングしたあとは、ボールを使ったレクリエーション的なゲームを実施。ボールを充てることでタッチする鬼ごっこや、チーム対抗でパスをつないでいくゲームなどで、軽く走りながら(といっても、つい本気に走ってしまう)ボールに触れるゲームをします。
そのあとのメインであるラグビー体験はこの4つ。
体験後はクールダウンし、選手と写真を撮る、プレゼントを渡すなどの交流ができて終了です。
人と繋がるツールとしてのラグビーの魅力
今回は一人で参加しましたが、ラグビー体験を通じて「新しい仲間」ができました。SNSで繋がり、次に会場であったら声を掛け合えそうです(これは後述にも仕掛けが)。
なぜ、「おとラグ」は短時間が人と繋がることができるのか?
参加者の共通基盤に「ラグビー」がある
参加者は普段からラグビーが好きなので、共通の話題があります。例えば、服装でも推しチームのジャージやカンタベリー(各国代表のユニフォームを多く提供)ブランドを着るなど、お互いの志向が見え、会話のきっかけが随所にありました。会話が生まれやすいプログラムになっている
チーム対抗戦にしたり、二人一組でもパス練習をすることで必然的に声をかけ話をします。体を動かしながら会話をするので、話す緊張が薄れています。一度声を掛け合えると、休憩前に「お疲れ様です」と他のことも話ができるようになり、距離が近くなります。達成感から一体感が生まれやすい
チーム対抗にすることで初対面のメンバで構成されたチーム内に同じ目標が生まれます。例えば、ボール争奪戦ではボールを運ぶ人に「右、右っ」と同じチームの他のメンバーが声をかけます。やりきったら勝っても勝てなくてもお互いを称えてチームでハイタッチ。一緒にやり切った仲間との一体感が生まれます。
さらに喜連選手やサポート選手の盛り上げでテンションが上がっていき、普段なら初対面の方と話すことが苦手な私も、話しかけることができました。
(おまけ)ラグビーがいい理由
おとラグの手法は、他のスポーツや作業でも代替できそうです。
が、あえて「ラグビーがいい理由」を考えてみると「(サポーターがいれば)手軽に体験できる」だと感じました。
必要なのはボール1つ。
線または線を想像する2点があればゴールラインができる。
手で直接ボールを扱ってよい。
最低限、二人いればプレーを体験(パス)できる。
「後ろに投げる→走る」という単純な方法でゴール。頭ではすぐわかる。
「後ろに投げる」単純だけどやってみるといい感じに難しい(チャレンジ心を煽る)。
ラグビー体験、いいかも。
ラグビーをツールとして活かすしている例
新入社員研修にタグラグビーやタッチフットを導入した会社もあります。
声を掛け合い1つの目標を目指すことでチームビルディングを推進するためにも良いツールです。
サントリー、NTTコミュニケーションズ等、ラグビーチームを持つ会社では選手を派遣して行う研修もあるようです。
おとラグで新しい仲間が継続する仕掛け
ラグビー体験をする共通体験以外にも、おとラグが「所属したくなる」仕掛けがありました。
おもわずつけたくデザインの缶バッチ、タグ
会場で参加者が受け取る缶バッチとタグ。素敵なロゴで観戦用の大きめのバッグのアクセントにぴったりのサイズです。試合会場で同じ缶バッチ、タグをつけた人を見かけたら声をかけたくなりそうです。
SNSでの共通ハッシュタグ
「共通の仲間を見つけたらハッシュタグをつけて」と呼び掛けられると、仲間を見つけて報告したくなり、写真を撮ってSNSに。SNSのタイムラインが仲間で溢れます。繰り返し目にすることで、より仲間意識が高まります。
自分でタグをつけて、自分で発信。さらに同じ参加メンバのSNSに💛👍をもらうことで、仲間と緩くつながり続けられる&自分が動くコミュニティーが出来上がっています。
おとラグマジックにはまりました。
おとラグで新しい仲間に出会おう。
おとラグの開催情報は、公式サイトから。
2023/6/21現在、参加できる開催は岩手県・釜石市開催です。通常の参加にくわえて宿泊セットも紹介されています。
体験から一歩進んで繰り返しプレーしたい方には「ビーチサークル(中級)」もあるそうです。平日夜・渋谷にある宮下パークのサンドコートで開催。サンドコートということは砂?裸足?楽しそうです。
ぜひ、チェックしてみてください。
そして新しい仲間との出会いをひろげてください。
(よろしければ、私とも出会ってください!)
この記事が参加している募集
サポートはラグビー関係のクラウドファウンディングや寄付に充てます(例:ブラインドラグビーのイングランド遠征)。「いいな」と思ったら、サポートをお願いいたします。