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ラグビーのルール シンビンとは

(本記事は、過去のブログから移転、加筆修正しました)

試合中に危険なプレーや故意の反則を繰り返す選手に対して、イエローカードが出た場合、10分間の一時的退場が課せられます。それを「シンビン」と呼びます。「シンビン」って何?を調べてみました。

シンビンとは

シンビン(英語: sin bin) ※Wikipediaより

ラグビーの用語であり、危険なプレーなどにより、一時的に試合から離れることを命じる制度のことである。
「Sin=罪、違反」と「Bin=入れ物、置き場」を合わせた造語であり、ラグビーにおいては競技区域から一時的に退出させられることを指す。

シンビンになる場面

ハイタックル(方より高い位置にタックルをする)などの危険なプレー、インテンショナルノックオン(相手のボールを奪うために故意にノックオンをする)など、故意の反則などにイエローカードが出されます。イエローカードが出た時点でシンビンとなります。

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シンビンになると?

15人制ラグビーでは、センターライン付近のグラウンド外の指定された場所(多くの試合ではパイプ椅子)に座ってから10分間が退場時間です。
(実際に大きな選手がパイプ椅子に座っている姿はさみしい。)

シンビン

サッカーと違い、イエローカードでも一時的退場となり、その間は選手の補強(※1)はできないため、相手チームの選手がシンビンになった10分間は相手よりも1人多い状態で攻撃ができるので「数的優位に立った」状態になります。(この表現もラグビー独特の表現です)

イエローカードの累積によるルールは大会によって異なりますが、ジャパンラグビートップリーグでは、1試合中イエローカードを2回受けるとレッドカードとなり即時退場となります。また、同一シーズンに3回イエローカードを受けるとレッドカード同等の扱いとなります。レッドカードになると一定期間は試合に出ることができなくなります。

(※1)
スクラムにおいてフロントロー(PR,HO)は専門職であり、他の選手で代替できないため、スクラム時にはリザーブの当該ポジション選手を入れて、他のメンバが一時的に抜ける場合があります。数的優位な状況は変わりません。

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