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女性だけでラグビーを語ろう(第1回)〜大学ラグビーの楽しさ〜

ラグビーワールドカップ2019TM日本大会で、ラグビーファンの裾野は一気に広がった。といっても、女性ファンはまだまだマイナーな存在だ。

女性から見たラグビー、を知りたくて

好きになる理由も、ラグビーから感じる魅力も人それぞれ。

ラグビーを好きになっても、一人でラグビー場に行くのは緊張する。ラグビー場に行って、急に友達ができるわけではない。それでも好きだから会場に行く。

ファン歴が全く異なる女性ラグビーファンが集まり、ラグビーについて諸々語り合う企画を立ててみた。

女性ラグビーファンが語る企画 第1回
テーマは 『大学ラグビー』

トークメンバー

《いのこ》
トークのインタビュアー兼参加者。
学生時代に大学ラグビーに親しむ。子育てが一息ついたのを機に観戦再開。
《みきしの》
本記事の編集者兼参加者。
20年位前に社会人ラグビー(現:トップリーグ)からラグビーにはまり、W杯2019は19試合を生観戦。大学ラグビー観戦デビューは2018年で、まだまだ #にわか 。好きなチームは決めかねているが、あえて言えば早稲田大学。
《てん》
大学ラグビーは、3年程前に「飲み目的で」ご主人と一緒に行ったことで観戦デビュー。ご主人の母校である早稲田大学ファン。ルールは覚えられないからこそ、清々しくミーハー観戦に徹する。
《まりえ》
W杯2019でラグビーにハマる。YouTubeで早稲田大学(現・クボタスピアーズ)岸岡くんの試合や好きなラグビー選手の大学時代の試合をいくつか見て存分に感情移入する。ルールはほとんど分からず、最近の楽しみはボールではなくお気に入りの選手を目で追いかけること。大学ラグビーのリアルタイム観戦は初めて。

4人の出会いの場所は、早稲田大学→クボタスピアーズ所属の岸岡智樹選手のnoteサークル「岸岡智樹のラグビーラボ(通称:トモラボ)」。

年齢も背景もばらばらの4人。オンラインでも顔を見たことがなく、「初めまして」からのスタートという不思議な4人。

質問1:大学ラグビーの魅力

《いのこ》
トップリーグとは違う大学ラグビーの魅力とは?

《みきしの》
「成長」。高校を卒業したばかりの1年生は細くて「大丈夫かしら?」と思うのですが、4年間でその成長が著しく、成長を見守る近所のおばさんの気分。
また、(新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から)今年はありませんが、学歌(塾歌)を観客席のOB/OGも一緒に歌うなど、トップリーグにはない学校の一体感は一見の価値があると思います。

《てん》
部活である、ということでしょうか。シーズン中の浮上下降も見逃せないですね。

《まりえ》
4年間という限られた時間の中で、さらに各々が色々な制限を受けながらラグビーに注ぎ込んだ時間を爆発させるところがとても魅力的だと、大学ラグビー初観戦で思いました!

《いのこ》
ほとんどの学生にとって『一生に一度』の晴れ舞台、であるところでしょうか。強豪校でなくても十分ドラマがある所がいいですね。母校の校歌も懐かしい。

質問2:思い出の選手、注目選手

《いのこ》
思い出の選手、今年注目の選手を挙げてください

《みきしの》
思い出の選手は、昨年まで早稲田のSOを務めた岸岡選手。私が大学ラグビーを見始めたのは、たまたま見に行った試合での岸岡選手のプレー。本当に大学生なのか?と思うcleverなプレーが印象でした。
今年注目の選手は、明治大学のSO/FB山沢選手。昨年の大学ラグビー選手権決勝戦の岸岡選手との対決からどう成長するのか?総決算が楽しみです。
今年の開幕戦を終わって・・・という点では、慶応義塾大学を相手に2トライを挙げた筑波大学FB植村選手が今一番注目です。

《てん》
(今年注目の選手は)早稲田CTB平井くんですね。タックルめちゃめちゃ凄い!あれは熊をも仕留める、感じです。
早稲田FB小泉くんも注目してます。見た目のほのぼの感を覆すスピードと器用さ。でも、もっと本性が爆発した時にこの子は更に化けると思って観てます。

《まりえ》
思い出の選手は初観戦で強力な印象を残してくれた筑波のCTB谷山隼人くんです。

《いのこ》
学生時代のスター明治の永友洋司さん(現キャノンGM)。色白で鼻筋の通った凛々しい主将でした。今年は、慶應主将の相部くんに去年の悔しさを晴らしてほしい!

質問3:応援している大学

《いのこ》
応援している大学があったら、大学名とその理由を教えてください。

《みきしの》
(あえて言えば)早稲田大学。もともとラグビー好きになったきっかけが早稲田卒の会社の先輩だから、大学といえば早稲田大学という印象が残っています。それに加えて、大学ラグビーという沼(底なし)に誘った岸岡選手の母校だから。

《てん》
早稲田です。旦那さんの母校なので。

《まりえ》
岸岡くんの母校という理由で早稲田を応援するつもりでしたが、今はスカイブルーのジャージが楽しみで仕方ないです。笑

《いのこ》
慶應。母校なので。でも早稲田ラグビーも好きなので、早慶戦では慶應を応援しますが、その他の試合は早稲田も応援してます。

質問4:今年(②020-2021シーズン)の会場の雰囲気

《いのこ》
会場に行かれた方、今年の雰囲気を教えてください

《みきしの》
開幕戦の秩父宮に行きました。
新型コロナの影響で、指定席・観戦人数・自販機なしなど制限があります。チケットは前日までに完売でしたが、大学の応援をする人は2試合のうち1試合だけ応援のケースもあり、見た目は席は空いていました。
つい声を出すOB/OGの皆さまはそれなりに健在でした。
個人的には、観戦が久しぶりすぎて楽しかったです。観戦しながらのビール🍺は世界で一番おいしいと、個人的には思ってます。

《てん》
年齢層が高くて歓声が多くないのは相変わらずでした。入場制限で熾烈になるチケット合戦は心配。しかし、岸岡選手(クボタ)の生実況(stand fm)があるのでj-sports観戦がめちゃめちゃ魅力的になりそうなのが今年の特徴ですね!

《まりえ》
熊谷が初観戦の予定です。様子は後日お知らせします!

《いのこ》
開幕戦の秩父宮に行きました。六大学野球の応援がお隣神宮球場からガンガン聴こえてきて、そのミスマッチ感が面白かったですね。野次はなかなか強烈でした。今年は感染防止の観点から野次は120%禁止のはずなんですが💦後ろで、ずっと試合解説してる年配の方がいて、こちらは助かりました😅それにしても、年齢層が高すぎる!

対談を終えて

圧倒的に中高年男性が多い大学ラグビーの観客席。でも、大学生の熱戦は女性の心を十分惹きつけてやまない魅力に満ちている。もちろん、大学ラグビーの山場はこれからだ。(いのこ)

大学ラグビーには「母校」だから応援する、という理由がある。ラグビー好きかは関係なく応援する。そこから好きになるラグビーがあってもいい。
今回の対談を通じて「大学」だからこその楽しみ方を知りました。(みきしの)

(本記事は、クボタスピアーズ岸岡選手の大学ラグビー応援企画に参画する、いのこさんのインタビュー記事を、みきしのが編集しました。)

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