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【観戦記】【神戸S】ホーム開幕勝利!~第2節 神戸S vs. 花園L(その2 勝った!の試合内容)

2022年12月24日のクリスマスイブ🎄🎅に、コベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)はホーム開幕戦を迎えました。相手は今季ディビジョン1に昇格した花園近鉄ライナーズ(花園L)です。

最高のクリスマスプレゼントとなった興奮は(その1)にまとめ、(その2)では試合を振り返ります。

試合のみどころ(選手編)

リーグワン初戦で悔しい敗戦だった神戸Sは、前節からメンバー変更なく第2節に挑みます。前回注目したCTBコンビは健在ですが、今回の個人的注目選手はWTB松永選手です。前節は開幕戦初先発のデビュー戦で初トライを決めたパワーがあるWTBは、体の大きな花園L相手にも負けないプレーを期待しています。

一方の花園Lは、昨シーズンはディビジョン2で参戦し、1位でディビジョン1に昇格しました。初戦はグリーンロケッツ東葛に逆転負けをした花園Lですが、元オーストラリア代表SHゲニア選手、日本代表キャップを持つWTBマシレワ選手など強力なメンバーで試合に向かってきます。

試合展開

(ここからJSportsで復習した内容を含みます)

晴天で強風のスタジアムで神戸Sボールのキックオフで試合が始まりました。最初の得点は花園Lでした。花園Lのゴール前10m付近での花園Lの来アウトをモールにすると見せかけて横に展開、SHゲニア選手が出したボールをCTB岡村選手がまっすぐにラインをゲインすると併走してきたCTB小野木選手に渡して中央トライを決めた。
この後は神戸の時間となった。前半12分、神戸sがゴール前でのスクラムから素早くボールを出すとCTBラウマペ選手へ渡す。ラウマペ選手がラインをゲインするが花園Lの選手にぶつかっても跳ね返す、相手につかまってもそのまま前進してトライ。その後前半15分にもSO李選手の自陣からのランで相手陣に入ると神戸らしいパスとランで前進したうえで、SO李選手のキックパスで手薄の右端で待っていたFL橋本キャプテンに渡ると、WTB井関選手→CTBラウマペ選手と分かりトライ。
間近でみる「弾丸ライナー」は、そのパワーと速さ、視野の広さにに圧倒され目が離せませんでした。
相手に得点を与えた後の前半26分には、PR山下選手が危険なタックルでイエローカードを得て神戸Sは14人での攻撃となる。その直後に相手陣内のラインアウトから人数の少ない神戸SのFWがモールで前進して得点を決める。さらにSH中嶋選手が得点を重ね、前半を29-21で勝ち越して折り返す。

後半はさらに攻撃を強める。
後半45分にはWTB松永選手が自陣から相手のラインを躱しがながらのロングランで前進し相手陣内10m付近に入ると、SH中嶋選手経由でボールを受けっ取ったCTBラウマペ選手が独走ランでトライを決める。花園Lのディフェンスが薄いのもあるが、いつでもパスを受けることができそうな位置で並走したFB山中選手がおり花園Lのディフェンスを崩した。
CTBラウマペ選手のハットトリックが目立った試合だが、ハットトリックはもう一人。SH中嶋選手だ。前半に1トライを決めた後の後半48分パスをつないで前進した神戸Sが相手陣内深くまでFL橋本キャプテンが運ぶと密集からピックアップしたSH中嶋選手が、相手にタックルされながらも体を柔軟につかってトライを決めた。

攻撃を強めて得点を量産した神戸Sだが、失点も多かった。
花園Lのトライゲッター、WTBマシレワ選手がスピードで神戸のディフェンスを圧倒した。後半51分には、神戸S陣内で前進してきた花園Lはライン際のWTBラウマペ選手にボールを渡すと、神戸Sの3人のディフェンスの隙をついてトライを決めた。トライで体をひねると同時に足をラインに付けない体の使い方はさすがだった。

最終的には、結果は神戸Sが圧勝して勝利した。

後記

初戦の悔しい敗北をばねにした神戸Sが躍動して、ハットトリックの二人(SH中嶋選手、CTB来間ぺ選手)の6トライを含む9トライ、58点の大量得点で勝利した。神戸Sファンとしては、ホーム試合の観戦でトライシーンを多く見られて大満足の試合だった。

特に「走る弾丸」CTBラウマペ選手は圧巻だった。
後半のFB山中選手が並走しながらもラウマペ選手が走り切ったトライは、ラウマペ選手の力を120%引き出すようにアシストした山中選手も見事だった。ラウマペ選手以外にも、この試合でビックゲインを見せた新人・WTB松永選手や、強力なタックルで相手を止めつづめたCTZBリトル選手など、今シーズンの加入選手が、チーム溶け込んできたときの神戸Sには期待しかない。

一方で、jsportsで落ち着いてみると大量得点とともに大量失点も気になる。ハンドリングエラーが花園Lが3と比較して神戸Sは12(jsports調べ)。自らのエラーからディフェンスが崩れてトライを許すシーンもあった。昨シーズンの振り返りでもミスからの失点が課題とした。今シーズンでさらなる改善をすることで優勝に近づくはず。

神戸S、引き続き応援しています。

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