ホリエモン式、新型コロナウイルス

ホリエモンと峰 宗太郎先生というNIH(アメリカ国立衛星研究所)の感染症博士研究員が新型コロナウイルスについて話しているのが、スゴくわかりやすかった。

コロナウイルスは風邪を引き起こす原因で、一般的なのが4種類ある。
その他に珍しい型が2種類あって、それがあのMARS(中東呼吸器症候群)とSARS(重症急性呼吸器症候群)。
一般的な4種とSARS、MARSを合わせた6種類とは別の種類のウイルスが今回の新型コロナウイルス。
特徴として、インフルエンザのように拡散しやすい性質を持っており、SARSのような毒性も持っている。
型が似ているので「SARSコロナウイルス2」と呼ばれている。

治療薬というのはゼロから作るのではなく、多くは『スイッチ』と言って、今まで開発されている薬の用途を変えて作る。
SARSと型が似ているので薬の検討は早く進んでいる。

肺炎の治療法は重症化した場合でも『支持療法』が基本。
支持療法とは治す方法ではなく『支える』だけ。
まず最初に苦しくなったら『酸素投与』
それが無理なら圧をかけて肺を膨らませて気管に挿入管を入れて『人工呼吸』
それでもダメなら志村ケンもしていた『ECMO(体外式人工肺)』

人工呼吸器は飽くまで『補助装置』に過ぎないので、自分の身体が良くならないと意味がない。
高齢者は体が改善せずに依存状態となり、人工呼吸器を使用することで『二次感染』を起こして亡くなることが多い。
人工呼吸器は無理やり空気を取り込むので、その際に空気と一緒に細菌を取り込むリスクがある。
ウイルス性肺炎に加えて、細菌性肺炎にも感染して、食事も取れなくなって体力が無くなって死に至る。

コロナウイルスはゲノム情報がRNAに書き込まれるため『変異』しやすい。
ゲノム情報がDNAに書き込まれる場合は、DNAは二重螺旋になっており、片方でエラーが起きてももう片方が補正する。
それに対してRNAは一重なのでエラーが起こると補正されずに形が変わってしまう。

今回の新型コロナウイルスはパンデミックになってしまったのでSARSのように完全に終息することが難しいと予想される。
新型インフルエンザのように共存していくウイルスになる可能性が高い。

今回の対談動画のホリエモンを見て、改めて多動力に富んだ人だなぁと感心した。

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