定常経済

SDGsという言葉もかなり定着して一般的なものとなりつつあります。
でも僕は思います。
SDGsを"強く"言う人ってなんか胡散臭さがあり、信用できない。
でも経済の流れを考えるとSDGsが生まれるのは当然の事。

SDGsは日本語では「持続可能な開発目標」と訳されますが、要するに『定常経済』を目指しましょうとのこと。
定常経済とは、今の経済を持続させていきましょうねということ。
資源やエネルギーって限りがある。
無駄遣いや浪費は資源の枯渇を招くので、廃棄や無駄のない経済や生活を目指しましょう、ということ。

そもそも僕たちが生きる資本主義社会って、経済の発展がずーっと右肩上がりというのが前提となっている。
先ほども言ったように、資源やエネルギーには限りがある。
だからどこかで必ず行き詰る。
そこでSDGsということなんです。

話は飛んで、経済の歴史を振り返ってみると、資本主義の前はみんな平等で!という社会主義が存在した。
その後は、頑張った人が頑張った分豊かになれるようにしましょうということで『資本主義』が生まれた。
歴史的には社会主義国の代表であったソ連が崩壊して、アメリカを筆頭とする資本主義が主流となった。
社会主義国の代表国であったソ連が崩壊することにより、資本主義の暴走化が起こった事実もある。
ソ連が崩壊したので資本主義こそが正義となり「儲けさえすれば大量生産や大量廃棄は構わない」と歯止めがかからなくなったのだ。
この生活を続けていれば、資源やエネルギーの枯渇が見えてくる。
そこでSDGsということ。

でも僕たちは一度新しい文明を知ってしまうと、その前の生活には戻れない。
パンドラの箱を開けたが最後。
節制や制限をかけて延命するのも良いですが、人は新しい技術を創造することが出来る。
テクノロジーの力で克服する方が面白い。

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