恐怖マーケティング

昨夜から新型コロナウイルス関係で、客船ダイヤモンドプリンセスのニュースをよく目にする。
この船は4月に金沢港にも入港予定でその際は僕が担当になる船だ。(それまでに事態が終息している事を祈る。)
このウイルス関連の話題はマスの関心が高く、視聴率も稼げる。

その理由が『人々の恐怖を煽ってる』から。

恐怖、コンプレックス、危機感などを煽り、売り上げや視聴率を伸ばすことを『恐怖マーケティング(フィア・アピール)』という。
僕らの脳は食糧難だったり、戦国時代などの歴史を経て『危険回避』を優先するようにできている。
貧しかった時代には危険な情報を入手すると、集落内の皆で協力して回避しようと情報拡散に努めた。
この名残により僕たちは危険な情報を周囲に拡散しやすい傾向にあるのだ。

因みに僕が本日訪れたコンテナ船のクルーの中に、中国湖北省(武漢があるところ)出身のクルーが3名いて上陸禁止になっていました。
税関は「出身というだけで可哀想に」と同情しておりましたが、人間が出来てない僕にはまだまだ同情する余裕はありませんでした。

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