捨てる勇気

今日『ロングテール理論』というマーケティング用語を目にして、よくわからなかったのでネットでググってみた。
ロングテールは、以前は「全体で20%の売れ筋商品が、全体の80%の売り上げを占めている」という『パレートの法則』と同じ意味で使用されていたようだが、ネット販売(EC)ビジネスが誕生した後のロングテールとは「物理的限界がないネット上では、売れない商品をたくさん並べると売れ筋商品の売り上げが更に伸びる」という意味らしい。
因みにロングテールの名前の所以は、これをグラフ化すると長い尻尾(ロングテール)に見えるから、らしい。

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スマホやインターネットの普及により、僕たちは様々なものにいつでも・どこでも『アクセス』できる状況になった。
この状況がUberやノマドなどを誕生させ、最近では『サブスクリプション』というビジネスモデルも誕生させた。
このサブスクリプションとは通称『サブスク』と呼ばれ、所謂『定額制』で受け取るサービスのことである。
Amazon PrimeやNetflix、Uber Eatesなどのサービスが有名だが、インターネット接続料金や携帯代もサブスクの一種である。

サブスクもそうだが、アクセスの影響で変わったものがある。
それが一昔前までは僕たちの幸せの象徴だっ『所有』の概念だ。
一時期、断捨離なんかもブームになったのだが、僕たちの幸せの象徴が『モノの所有』ではなくなった。

ビジネスにおいても、これまでは限られた時間内で「どうすれば自分の仕事を効率化できるか」という『方法論』が重要視していたが、最近では「どの仕事を手放すとより効率化されるか」という『所有論』を重要視する方向にシフトチェンジしている。

ホリエモンは人間関係においても『捨てる勇気』が必要だという。
「人間関係って、自分という船の船底にこびりついたフジツボや貝殻のようなもの。
人生という海原を渡っていくうちにどうしても付着してしまう。
気になるなら自分で削ぎ落とせばよい。
思い付きと出会いで行動するのが肝心だ。」

もちろん、これらはマスの動きであって全てに当てはまる訳ではない。
例えば、車の所有などに生き甲斐を感じる人などはこれからも残るだろう。
そういう人は自分の好きなものに突っ走れば良いと思う。
だかこの『捨てる勇気』にも意識を向けておく方が、良い人生を迎えられそうな気がする。

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