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No.197 僕の映画ノート(6)高校卒業までに観た映画・洋画編

No.197 僕の映画ノート(6)高校卒業までに観た映画・洋画編

No.195の続きです)

幼少時より高校卒業(1973年3月)までに観た洋画(映画)を列挙してみる。映画の題名の後に、三つ星(特に好きな映画)二つ星(好きな映画)一つ星(それなりに楽しんだ好みの作品)を付けてみた。

今現在の気ままな評価で、ある程度好きな順から並んでいる。以前好きだったが今はそれほどでもなかったりもするし、最近DVDなどで見直して「こんなに良かったか。若い頃には理解できなかったのだろうな」といった作品も数多い。

それと、一般に評価が高かったり人気はあるのだが、自分には響かずそれほど好きではない数本の映画に「?」を付けてみた。「好きな作品群」に嗜好が現れるのは当然だが、むしろ「?」の作品の中に、自分の本質の一端が垣間見られるような気もする。

何本かの作品は、夏休みや冬休みに上京した時に鑑賞しているが、ほとんどの作品は福島県いわき市の映画館で観ている。生活基盤を東京に移した1973年4月以降、大学浪人生活から今に至るまでに接した映画は含まれていない。また、結構な数になるのだが「日曜洋画劇場」などのTV放映で観た映画も入っていない。暗い館の中で鑑賞するのがベストなのは言うまでもない。

「道」☆☆☆(池袋文芸座)(いつ観ても泣いている)
「野いちご」☆☆☆(新宿文化座)(「映像の凄さ」を突きつけられた)
「俺たちに明日はない」☆☆☆(ラストシーンに至るまで感激した映画)
「アルジェの戦い」☆☆☆(池袋文芸座)(「国家の暴力」に対する「テロ」)
「西部戦線異状なし」☆☆☆(1930年に制作されたとは信じ難い)
「わが青春のフロレンス」☆☆☆(いろんな箇所に共感する所多く「大好き」)
「ベニスに死す」☆☆☆(高校生でも「老いの哀しみ」が痛かった)
「ダーティハリー」☆☆☆(緊張感溢れる映像と展開に酔ってしまった)
「吸血鬼」☆☆☆(ロマン・ポランスキーの中では最も好み)

「真夜中のカウボーイ」☆☆(高校1年生の時は理解できなかった)
「ロミオとジェリエット」☆☆(中学生の時の感動の方が強い)
「禁じられた遊び」☆☆(やっぱり泣きました)
「バニシングポイント」☆☆(ニューシネマならではの哀愁もあり好み)
「イージーライダー」☆☆(以前より今の方が好き)
「ひとりぼっちの青春」☆☆(もっと高く評価されていい映画と思っている)
「時計じかけのオレンジ」☆☆(前半部分の疾走感は大好き)
「Z」☆☆(DVDの発売を望む)
「テオレマ」(テアトル新宿)☆☆(最近見直してパゾリーニ凄いと思った)
「反撥」(テアトル新宿)☆☆(ポランスキーの才気溢れる作品)
「卒業」☆☆(中学生で理解できず高校生で理解できた)
「ジョンとメリー」☆☆(ジワジワ好きになっていった)
「ifもしも・・・」☆☆(こういうエキセントリックな作品は好み)
「ブリット」☆☆(アクション映画の中でかなり上位の作品)
「シェナンドー河」☆☆(中学生の時感動して泣いた作品)
「ラムの大通り」☆☆(妙な明るさのファンタジックな映画)
「夕陽のガンマン」☆☆(中学生の時夢中になったマカロニウェスタンの傑作)
「殺しのテクニック」☆☆(スパイ映画ではこれが一番好きかも)
「地獄の天使」☆☆(もう一度見たいのだが入手不可能のよう)
「愛のふれあい」☆☆(未婚の母がテーマ。DVDなどなく再見不可能そう)

ここからの作品が一つ星(☆)
「かくも長き不在」「旅情」「ローマの休日」「暗くなるまで待って」「赤い風船」「夜の大捜査線」「さらば友よ」「サムライ」「あの胸にもういちど」「小さな巨人」「ウエストサイド物語」「サウンドオブミュージック」「ボクサー」「白い恋人たち」「世にも怪奇な物語」「雨の訪問者」「華麗なる賭け」「華麗なる週末」「シンシナティ・キッド」「栄光のル・マン」「グラン・プリ」「帰らざる河」「墓石と決闘」「荒野の用心棒」「真昼の用心棒」「南から来た用心棒」「皆殺し無頼」「大進撃」「荒鷲の要塞」「カトマンズの男」「黄金の七人」「ファントマ・危機脱出」「ダイヤモンドに手を出すな」「ヘルプ・四人はアイドル」「セシルの歓び」「砂丘」「おもいでの夏」「いつも心に太陽を」「魚が出てきた日」「猿の惑星」「007 サンダーボール作戦」「ミクロの決死圏」「さらばアフリカ」「冒険者たち」「大脱走」「華麗なる激情」「クレオパトラ」「ベン・ハー」「ローズマリーの赤ちゃん」「アラビアのロレンス」「ボーイフレンド」「小さな恋のメロディ」「屋根の上のバイオリン弾き」「パパ / ずれてるゥ!」「エルビスオンステージ」「わらの犬」「フレンチ・コネクション」「ファンタジア」「さすらいのカウボーイ」「ひきしお」「やぶにらみの暴君」「市民ケーン」「風と共に去りぬ」「暗殺の森」「ワイルドバンチ」「キャバレー」「モダンタイムス」「奇跡の人」

次からの映画が「?・一般に評価が高かったり人気はあるのだが、自分には響かずそれほど好きではない映画」これらの作品も「星付き」に変わる日が来るかもしれない。

「明日に向かって撃て」(「俺たちに明日はない」と比べてしまうと…)
「戦争と平和」(やはり歴史背景が分からないとダメだと思った)
「シェーン」(アメリカ制作西部劇よりマカロニウェスタンの方が好み)
「続・夕陽のガンマン」(マカロニウェスタンに「大作」は似合わない)
「マッシュ」(ロバート・アルトマン監督作品は好みじゃないものが多い)
「灰とダイヤモンド」(最近見直して、かつての評価が高すぎたと思った)
「エデンの東」(見直したら好きになるのだろうか?)
「サテリコン」(フェリーニは好きと嫌いな作品の差が激しくこちらは後者)

「映画ノート・洋画編(1)」によると、高校卒業までにおよそ300本の洋画を観ていた。アクション映画やいわゆるB級映画も数多く、「私は好奇心の強い女」や「成人映画(18歳未満お断り)」も何本か観ていて「映画ノート」の下の方に密かに書いている所は、若き日の恥じらいの記録として微笑んでおこう。

・・・続く

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「もう一度観たいが難しそうな映画」2篇

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