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妊娠初期の時期を適当に振り返る

「おそらく妊娠していると思います。よかったですね」

カンバーバッチ医師(仮名)に、いつもの真顔でそう言われたのは2022年12月頭のことだ。その時点ではまだ確実とは言えない状態だったが、数日後の検査で妊娠が確定し、にわかに忙しくなった。

この記事では、そんな形で年末から始まった妊娠初期のことを振り返ってみる。特に、この時期に悩んだこと、決意したことについて取り上げてみたい。時期としては、2022年12月〜2023年3月ごろまでの話となる。

はじめに

私が妊娠初期に悩んだことは、おもに以下の三つだった。

1.今後のフリーランスとしての活動の仕方をどうするか
2.今後の会社勤めをどうするか
3.妊娠したことを、誰にどのタイミングで言うか

この中で、特に悩んだのはやはり1である。これを確定させないと2も結論を出しづらく、人生設計の必要性を強く感じた。また特に悩みが深かったわけではないけれど、自分の考えというか、価値観を再認識させられたテーマが3だった。

なおこの先、悪阻(つわり)と言われる妊娠初期の体調不良の話は特に出てこない。そういう症状がほとんどなかったからだ。もちろん後から振り返ると普段よりも集中力が落ちていたし、全体的なパフォーマンスも低かった。ただこれは私の感覚で言えば生理前の不調にちょっと毛が生えたようなもので、そうイレギュラーな状態ではなかった。食べ物の匂いが気持ち悪いとか食欲が増えるとか減るとか、だるくて起き上がれないとかそういったこととも無縁だった。妊治療中の不調の方がよほど酷かったくらいである。

したがって、今回は妊婦の体となった辛さというよりは、「出産というイベントに向けて何をどう考えたか」の話になると思う。興味のある人だけどうぞ。

前回の記事はこちら。

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