輸送のCO2を削減するには

輸送を行う際に発生するCO2を削減するために最初にすべきことは,輸送モードの最適化である.

輸送モードとは,鉄道,船,トラック(ガソリンとディーゼルで分ける),航空機をさすが,トンキロあたりのCO2排出量は,鉄道,船舶,トラック,航空の順で,トラック以外はトンキロあたりのCO2が定数として定められている.

トラックはもう少し細かく,なっており,計算方法が定められている.詳細については,以下のサイトを参照されたい.

上のサイトの図にあるように,トラックの積載容量が大きくなると単位重量あたりのCO2排出量は減少する(つまり単調非減少の凹関数である).さらに積載効率が上がると,CO2排出量は減少する(つまり単調非減少の凹関数である).したがって,なるべく大型のトラックで,なるべく積載効率を上げ(少ないトラック台数で)運べばトンキロあたりの排出量が削減されることになる.

もちろん,走行距離(これは走行時間にほぼ比例)をこれに乗じるので,少ない台数で最短距離で運べばCO2は最小になる.走行距離が大きくてもCO2は少ないと言っている某物流会社がいたが,何か計算を間違えているのだろう.


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