zoom会議

最近、zoomでの会議が増えているが、ITリテラシーが不足している人たちも使わざるをえない状況になっている。経験をもとに、思いつくままに注意をメモをしておく。

初期設定が重要で、基本は全員ミュートにしておく。発言すると顔がアップになるのが既定値なので、ミュートにする方法がわからない人がいると、定期的に(ノイズが入るたびに)その人の顔がアップになる。また、途中で入ってきてミュートなっていないと、入ってきた人も生活音が入ってしまいきまずいことがある。

会議の最初に、1人1人点呼をとって、全員に音声が入っているかを確認する必要はない。入室の際には、マイクのテストなどができるので、単に入室した人が揃ったら会議を初めて良い。設定ミスで喋れない人(必ずいる)はチャットにしてもらう。

画面共有はホストのみ、もしくはホストが許可したものだけにする。知らずに共有してしまい、内職をしているのを全員に共有したりするのは、ズーム爆弾に匹敵する。

スピーカーを使わないことを事前に周知する。ハウリング防止のためだが、結構多い。また、複数人が同じ部屋にいる場合には、個人個人に指向性マイクを設置することを推奨する。大部屋で参加する場合には良いマイクを準備する。一番良く話す人は大部屋にいる可能性が高いが、個人で参加している人たちとくらべて音質が悪いことが多い。

投票が必要な場合には、事前に投票を設定しておく。その場で書くのは時間的に無駄だし、難しい。

当然だが、パスワードは設定する。設定なしの会議が3本続いたが、大丈夫なのだろうか?待合室を設定すると入るたびに入室を許可する必要がある。少人数の場合にはこれも設定しておくと安全だが、講義で人数が多く、zoomの管理と講義を同時進行している場合には、パスワードだけでも良い。

主催者は画面共有の方法くらい試しておく。マル秘資料をカメラの前で見せるなどは論外だ。発言者がいると発言者の顔に移動するので、資料はほとんど見れない。

というか、そういった資料はメイル添付で送れないことはわかるが、セキュアなクラウドに一時的に配置して、その場で閲覧許可だけ出せば良いと思うのだが、zoomで苦労している人たちには無理かもしれない。

もっというと、資料に画像(紙資料のスキャン)をたくさん貼り付けてからpdfにするのはやめたほうが良い。ファイルサイズが大きくならないように、写真をpdf化するツールはたくさんある。いいスキャナがなければ、アドビのスキャンでも使えば無料だ。

途中から入室した人には、その前にチャットで共有した資料は見れない。slackなどを併用するといいと思うが、これもリテラシー不足で難しそうだ。私の講義ではslack中心にzoomをサブで使おうと思っている。

思いつくままに書いたが、結構ある。まだまだありそうなので、逐次追加して行こう。

授業でもzoomを使用する予定だが,まだ決めていない.幸い開始は5月11日からだし,学生さんたちがどれだけ繋がれるか分からないからだ.通信料,リテラシー,PC環境など聞いてみないと分からない.こういった調査は早めにやって知らせてもらわないと困るが,大学によってはITリテラシーの問題で難しいのかもしれない.質問を作るにしても,速度,容量,環境など普段ITに接していない人は難しいだろう.

大学の調査を待っていてもしょうがないので,私は最初のzoomならい運転で,zoomの投票機能を使おうと考えている.問題はzoom meetingに入ってくる学生は,他の学生と大分違うので,偏ったアンケートになることだが,まあ参考にはなるだろう.

講義の練習版をやったのだが,学生さんたちは全く問題ないようだ.通信量上限のアンケートだけしたのだが,ほとんどが無制限で,50G1人,5G1人なので,どうしても自分で揃えられない人には,大学が貸し出せば問題ない.

zoomでもきちんと設定すれば,セキュリティの問題ないようだ.きちんと理解していない人が設定すると色々問題が起こるのだろう.終了後に,参加した学生の入退室時刻,位置(実家から入っている人が多いことが判明),使用している機器(PCはおろかカメラやマイクまで特定できる),通信方法など様々な情報のログが得られる.

学生の反応をみるためにカメラを使える人は顔出しを依頼したので,席を外した時間まで分かる.(1名だけカメラなしのPCを使用している学生がいたが,ほとんどカメラ付きだったのは驚いた.)これで,本番も問題なくzoomで講義ができそうだ.

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