見出し画像

TPA22の振り返り

2022/12/13-12/18の期間、TOKYO portrait Award 2022 に参加しました。TPAに参加するのは初めてでした。結果は、ブロンズフレーム賞(3位)、参加者が選ぶカメラマン賞、参加者が選ぶモデル賞と、3つの賞をいただきました(投票して頂いた皆様ありがとうございます!)。自分としては出来すぎの結果です。自分の写真史上で最大の快挙ですね。「〇〇賞」ってものをいただくのは小学生以来ですよ(笑)ということで自分への備忘録として軽くまとめます。

TPAのルールとして申込時にモデルさんを決める必要があるということだったので最初はモデルさん選びでした。自分はこの人!っていう特定のモデルさんがいないのでしばらく悩んだのですが、今まで殆ど撮ったことない人で撮ってみようと思い、普段自分がよく参加しているPetit撮影会の藍川はなさんで行こうと決めました。

次にどんな写真を撮るか漠然と考えたのですが、藍川はなさんはまだ若く学生の雰囲気が残ってるので制服を使った写真を撮ろうと思いました。ここまではいたって普通ですね(笑)

普段自分はストーリ性のある写真が好きで、今までの展示も一緒に写真集を作ってきました。なので今回も写真集を作りその中の3カットを切り取るという方針にしました。ちなみに写真集の作り方ですが、先述のPetit撮影会で写真集を作る企画というものがあり、その時の経験が大変役に立ちました。Petit撮影会には感謝しかないです。

続いて、まず自分はどういった写真が撮りたいのかと言うのを自問自答しました。ここが一番苦労しました…。普段から好きな写真は非現実的な雰囲気だったり暗い雰囲気の写真が好きなので、そういったものをテーマにしようと思ったのですが、なかなか考えがまとまらず…。技術的なチャレンジで撮ってみることも考えましたが、それではストーリーを作るという部分に注力できないし、撮影自体失敗する可能性が高いと思ってやめました。

もやもやしながら日々考え続けた結果、最終的に今回テーマにしたのは「私らしく」です。思春期の子供が理想と現実に気づいて落ち込んだりとか、周りに気を使いすぎて気疲れするとか、現代にありがちなストレスみたいなものを表現したいと考えました。そしてこれを満たすストーリーをさらに日々悶々としながら(ど素人なので小説の書き方なんかを検索したりして、何度もストーリーを練りました笑)最終的に決定したのは、

「無理して生きることに疲れた少女が心の開放をする」

というストーリでした。最近ReoNaさんという歌手の曲を聞くことが多く、その歌詞の影響を受けたと思います。あとはストーリーの行間を考えてシーンに合わせて写真を考えていきました。こうして2枚目の写真のアイデアは、「少女が心の開放をする」シーンと言う発想から行き着いたのです。ストーリーありきでした。

今回撮った写真は技術的に難しいことは何一つやってなく、語ることは特にないのですが、撮影会の枠80分の中で撮ったものなので時間的にかなり大変 でした。良くやったなと自分を褒めたいです(笑)

振り返ると毎回の展示でこれをやるのは本当にきついと思いました。中でもどういう写真を撮るかという設定の部分を考えるのは大変でした。向上心が高ければ、あるいはプロを目指すなら当然すべき工程かもしれませんが趣味でここまでやるのはもはや修行僧ですね(笑)まあでも写真上手い人は当然のようにやってるかもしれません。いややってないか。わからんです。

自分よりうまいなあという作品は今回の展示作品のなかにたくさんありましたし、他の展示を含めてアマチュアでも手練の方はそれこそ星の数ほどいると思います。今回撮った作品の善し悪しは自分ではよくわかりませんが、TwitterのリプやDM、直接お会いできた方などから「刺さった」、「感動した」、「初めて写真集欲しくなった!」などの嬉しいお言葉を想像以上にいただき、全力で取り組んで本当に良かったと思います。
藍川はなさんにも表情、ポーズ、衣装など一生懸命取り組んでくれて本当に感謝しています。なにより自分の撮った写真でモデル賞をいただけたのが滅茶苦茶嬉しかったです(はなさんの魅力を引き出せてるか不安でした…)。

今はもうやり尽くした感がすごいので、来年も参加するかは未定です。今回以上の写真が撮れる気がしません(笑)やる気パラメータが回復したら気が変わるかもしれませんが(笑)

ここまで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?