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産地と産地を結ぶ

勤め先の呉服屋は南大阪の泉佐野市にあります。田畑がまだ多く残るのどかな所です。
泉佐野市は玉ねぎの産地なのですが、最近は淡路島に押され気味です。

呉服屋として、地元の産品を作りたいという気持ちは常々持っていましたが、玉ねぎの皮を染料に使った三才山(みさやま)紬に出会い、オリジナルの商品を作りたい、という気持ちが強くなりました。 
玉ねぎの皮は古くより草木染の材料として用いられており、黄色味の優しい色合いがとっても素敵なんです。

そして、この度、ついに泉州産の玉ねぎの皮を主な染料とした当店オリジナルの三才山紬が織り上がりました。
泉州の玉ねぎ農家と染織職人という各々の地域・異業種を繋ぐことで、話題性と地域の活性化、更にはそこに新たな商品価値が生まれることを期待しています。

こちらの商品は、魅力ある地元産品として、泉佐野市のふるさと納税の返礼品にも選んでいただきました。

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