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AwesomeもGood questionも全然褒められていなかった問題。【 #DMM英会話日記 】

これまであちこちで、「アメリカ人って本当にポジティブだよね。ちょっとしたことでAmazing!とかAwesome!とか、褒め言葉が日本人から見るとインフレ起こしている感じ。比較的ネガティブな国民性の国から見ると、ああいう褒める文化って素晴らしいなと思うわー」などと吹聴してきたが、DMM英会話のおかげで、あれらは褒め言葉でもなんでもないことに気づいた。

DMM英会話は日本人の先生もスタンバイしていて、時々、英語力的にこれ以上ネイティブの先生に聞けないレベルの疑問について、日本人の先生を指名して日本語で質問したりしている。

その日の先生はテキサスの大学に留学中という日本人男子。短期留学しかしたことがないというのにとても流暢な英語を話す。何をどう勉強したらあの域まで行けるのか、いくら暗記しても一週間もすると忘れてしまう身からすると羨ましい限りである。

この日は、色んな先生との会話で常々疑問に思っていたことを質問してみた。
「米英の先生を指名することが多いんだけど、彼らは頻繁にAmazing, Awesome, Fantastic, Coolみたいにポジティブな相槌を打ってくれるのに、こちらはいつもA-haみたいな感じでつまらないなって思っていて、できたら真似したいんです。ただ、それらのニュアンスの違いがわからないので、日本語に訳すとそれぞれどんな言葉になるか教えてもらえないでしょうか」
「あー、あれ、ほとんど"へえ”ぐらいの意味です」
「なんですと!」
「抑揚によるけど、普通のトーンでCoolとかAwesomeとかは単なる相槌なんですよ。本当に褒めるときは感情を込めて強く言うけど、そうじゃないかぎりあんまり大した意味はないです」

ああ、アメリカ人=ポジティブって完全にバイアスかかってたわ、私。
「Exactly. 抑揚のないGreatやSound good, Wonderfulなどは正直何の意味もない」と、アメリカ人の先生も言う。
「ええー。ずっと褒め言葉だと思ってたよ……」

そういえば、少し前にイギリス人の先生(世界を放浪中の若者)に、「ねぇ、個人的な質問をしていい?」と断ってから、「今住んでいるところはいつまでいるの? 次はどこに住むの? 将来は何になりたいの? 」などを聞いたときも、彼が"Good question"を連発していて、さすがに途中から、「あれ、これは明らかに文脈から行って"良い質問”という意味ではないな……」と気づいたのだった。

「そうだよ、"Good question”も別に褒め言葉じゃない。答えに窮する時に"難しい質問だ"という意味で使われることのほうが多いんじゃないかな」とアメリカ人先生も言う。この先生も、Awesomeが口癖なんだけど、あれ、ただの「へえ」だったのか。

アメリカ人ポジティブ説が微妙にゆらいだ日なのだった。そうか、ずっと褒められていると思ってたよ……。

<今日の学び>
Awesome=へぇ、そう、など単なる相槌(抑揚のないとき)
Good quesiton="難しい質問だ…”


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