不透明な時代、あるいは中2的マインドに使える英会話フレーズをいくつか。【 #DMM英会話日記 】

DMM英会話のネイティブ講師は概ね世界を放浪中の若者であることは以前この日記に何度も書いた。DMM英会話の講師料は、彼らの母国の標準賃金にしては安すぎるが、世界のどこからでもノマドワークできる案件としては、主に旅人(あるいは物価の安い国に滞在中)には悪くないらしい。

なので、大まかにいって彼らは人生で何かを決めあぐねている場合が多い。旅はいつ終わるのか。次の仕事は決まっているのか。そもそも将来は何をしたいのか。

それらのことを尋ねると彼らは概ねこのような返答をする。

That is not set in stone yet.  まだ決まっていない。
Everything is up in the air right now. 全ては宙に浮いている。

私は彼らの返答を目を細めて聞く。わかるよ。私も若い頃はそうだった。未来なんて何も見えなかったし、いつも何かを探していた。

そんな中2を暖かく見守る大人のような、ある意味高みの見物とも言える態度をとっていた私だったが、コロナパンデミックのおかげで、最近はすっかり彼らと同じ気持ちになっている。
未来が全く見えないし、これから世の中どうなるのか、何が起きるのか、自分はどうすべきか、どうなるのか。それらはup in the airであり、not set in stoneなのだ。

昨日は旅先のメキシコで暮らすアメリカ人の青年(ニューヨーク生まれ、サンフランシスコ育ち)と今後について話した。
We are experiencing a major transition in the economy.(僕らはいま経済の大きな転換期にいる)と彼は言う。

「おそらく、これからはリモートワークが主になり、企業はオフィスをなくしてコストを削減し、ホテルやレストラン、クラブなどのビジネスは当面厳しい時代になるだろう。2020年代は経済的にはおそらく停滞するだろう」

彼はノマドワーカーたちのfacebookグループに所属し、情報収集しているという。
「みんなにどうやったらDMM英会話の先生になれる? と聞かれるけど、世界中の若者がいまリモートワーク案件を探していて、すごい競争になっているから申請しても全然採用されないらしい。加えて、DMM英会話も生徒数に対して先生が増えすぎたので、もうしばらく新規の採用はしないらしい。」

リモートワーク中心の社会の到来を前に、オルタナティブな生き方として若者たちが注目しているのがVan Lifeなのだと彼は言う。

「Van Lifeとは、キッチンやトイレ付きのRVで暮らすライフスタイルのこと。旅をしながら、リモートワークで働いて、どこにも定住しない。そういう生き方に憧れる人が増えているんだ」

あなたもそうしたい? と聞くと、彼はイエスと答えた。
「でも、オフィスに通わず、どこにも定住せず、オンラインで働いて、人の集まるところに行かない暮らし。何だかすごく寂しそうね……」というと、彼は「うん、だからたぶん、これから求められることのビジネスのひとつにメンタルヘルスがあることは間違いないね」と言った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?