見出し画像

夫が3ヶ月の育休を取ったことで、夫婦関係が激変した話し。


6月も2週目に入り、通常運転に戻ってきた方も多いのではないでしょうか?

我が家も、先週から保育園が再開し、上の双子たちは、元気に登園しております。

私も来週からいよいよ仕事復帰です!

空き時間に、コソッと勉強しています。

私たち夫婦の馴れ初めについて

突然ですが、ご結婚されている方に質問です!

みなさん、パートナーとはどのように知り合い、ご結婚されましたか?

私たちは、いわゆる、(合コン)で知り合い、意気投合して、数回のデートの後、お付き合いし、お互いの両親に会わせてから同棲し、付き合って1年記念に入籍しました。

自分でも驚くほどトントン拍子に!

今から約10年前。

もう、おそらく、恋愛ホルモンドバドバで、お互い、「この人しかいない!」みたいになっていたと思います。

あの頃は、夫に求めることと言えば、共働き前提だったので、ある程度の収入と、健康な身体、一緒にいて楽しいか?くらいだったと思います。

そう、子どもがいなければ、それで全然良いのです。

最初の出産がまさかの双子!

我が家は、結婚して2年ちょっとで出産し、まさかの双子!

育児なんて右も左も分からないのに、2人同時にギャン泣きしたり暴れたり、もう、毎日がてんやわんやのお祭り騒ぎでした。

そんな中、夫は産後1ヶ月ほどで、社員旅行でシンガポールに旅立ったのです。

まだ里帰り中で実家にいたので、そこまで大変ではなかったのですが、やはり精神的に、夫がいないのは辛かったです。

その後も、夫は、月1のペースで中国に出張したり、研修でフランスに行ったり、社員旅行で沖縄に行ったりしていました。

すべて、仕事関係の旅行や出張なので、仕方ないな、と思っていたのですが、ある事がきっかけで事件が起こりました。

双子が1歳半になった頃、夫は社員旅行で沖縄に行きました。

その頃、双子は絶賛夜泣き真っ只中で、交互に起きるという無限ループに突入すると、一睡もできずに朝を迎えるなんてこともありました。

初めて夫のインスタをブロックしました

そんな中、2泊3日の夫の沖縄旅行。

さすがに私を心配してLINEくらいくるだろうと思っていたら、待てどくらせど一向に連絡はこず、痺れを切らして、2日目の夜に(沖縄どうですかー?)ってLINEをしたら、(楽しくやってるよ〜)みたいな返事がきたんです!

おいおい、こっちの心配は皆無かい!?

悲しくなって、

私は夫のインスタをブロックしました。

(いま思うとやり方が姑息!)

(自由な夫)と(可哀想なわたし)

自由な夫に比べて、私は双子から離れられず、当時、車も持っていなかったので、籠の鳥のような生活を送っていました。

どこにも行けない、(かわいそうな私)と、(自由な夫)の構図が、私の中で出来上がり、夫に対して負の感情がふつふつと湧いていました。

いま思うと、夫だって大変だったと思います。

夫は当時も、家事育児に(協力的な)いわゆる、(イクメン)でした。

家事育児の協力はもちろん、双子の夜泣きにも、毎晩、起きて対応してくれていました。

そりゃぁ、社員旅行くらい楽しみたいですよね。

実際、帰宅後に夫から話を聞いたら、久しぶりに夜泣きから解放されて、羽を伸ばして楽しんでしまっていた、と言っていました。(正直者!)

当時は私も、慢性的な睡眠不足だったので、2泊も大人だけで過ごせて、ゆっくり寝られるなんて心底羨ましかったのです。

そして、そんな私のことを微塵も思い出してくれなかったことが、何よりも悲しかったのです。

夫が3ヶ月の育休を取ったことで同じ目線になれた話し

その後、私も就職し、双子が4歳になった頃、私は3人目の男の子を出産しました。(今度はひとり!)

そのタイミングで、夫が3ヶ月の育休を取りました。

私の負担を減らすことと、双子の兄たちの情緒安定のためです。

ですが、思わぬ副産物が!

毎日の保育園の送迎は夫がやってくれていました。

その日も、いつものように夫が保育園に送ってくれたのですが、帰ってきた夫は今まで見たことがないくらいの負のオーラに包まれていました。

私は三男の夜中の授乳でヘトヘトだったので、朝はゆっくり寝かせてもらっていたのですが、心配になって話しを聞くと、

突然、夫が泣き出したのです。

私はびっくりして、何があったのか聞きました。

するとぽつぽつと夫がしゃべり始めました。

車の中で、次男が(コップを家に忘れちゃった!)と言ったそうです。

夫は、慣れない保育園の準備と、朝の双子のぐずぐずの対応で、その時、イライラがピークに達しており、(だから、お前がふざけてばっかでちゃんと準備しないからだろー!)と怒鳴ってしまったそうです。

すると、次男が、しゅんとした顔をして、大人しくなったようです。

夫は、とても感受性の豊かな優しいひとです。

(怒りたくないのに、怒っちゃった。)

と、私の目の前で大粒の涙を流し続けました。

あ、これは、いつかの私だ、と思いました。

きっとママなら誰もが通るやつですね。

(怒りたくないのに怒っちゃった)という自己嫌悪。ぶっちゃけ、子育てなんてそんなのの繰り返しです。

目の前で涙を流す夫を見て、私は冷静に、(うん、あなたもとうとう、そこまで来たのね。)と思いました。

それからというもの、夫はこれまで以上に私に優しくなりました。

3ヶ月の育休を取ったことで、(育児の本当のしんどさ)を身を持って分かったのだと言います。

イクメンというと、子育てに(協力的な)パパみたいなイメージがありますが、うちの夫は子育てを(自分ごと)として捉えています。

ママとパパが同じ目線に立てているか。

出来ているようで、今まで出来ていなかったことに気付きました。

私も夫のことを、そこまで頼りにしていなかったのです。どうせ、子どもたちのことは私が一番分かってるのよ!と天狗になっていたふしもあります。

でも、夫が育休を取ったことで、同じ目線に立つことが出来、心の底から、夫のことを信頼するようになりました。

今では、むしろ夫の方が、子どもたちのことをよく理解しています。

本当に、3ヶ月もの間、育休を取ってくれた夫にも、理解ある職場の方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。

なかなか、難しい職場の方もいるかもしれませんが、育児にママと同じ目線になるようコミットするためにも、パパの育休が少しでも増えてくれたら嬉しいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?