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Clubhouseでは隠せないこと

スマホはiPhoneではないので実際に使っていないけれど、使用者の感想と見解を聞いてそうだろうなと納得したことがある。

招待制でしか参加できないというプレミアム感をスタートイメージとして今は保持しているラジオのような音声メディアClubhouse。

録音して他のメディアにアップすることは禁止されていて、その場のおしゃべりに参加するスピーカーか、または聞くだけの参加者としてその部屋に入ることができる。

会話が残されることはないので「この人達の話を今聞かなくちゃ損」という感覚を刺激されるプラットフォーム。

流行りものが出始めたときにすぐに飛びつくタイプではないという人がとりあえず参加してみたというので、彼女の言葉を聞いてみた。きっとこの人なら私に近い冷静さで観察するだろうという期待を裏切らないことを言っていた。

これまでシナリオやストーリーを作って他のメディアでフォロワーをひきつけて来た人やヴィジュアル勝負をしてきた人の本性が5分くらい話せば隠せない、ということ。

かわいい・きれい・かっこいい、だけを看板にしてきた人は中身が伴わないとすぐにバレてしまう。

それはそうだろう。

台本がないおしゃべり。しかも相手の顔も見えないから幻想に騙されない。声や話し方、言葉使いに全てが現れる。

声を使い分けるプロもいるけれど、大抵の人は人格をさらけ出してしまう。その場の雰囲気や流れを汲み取ったり変えたり、相手の考えを受け止めて整理する能力、知っている言葉の制限、などは隠せない。

ごまかしが効かなくなる故に、これから成長して日本語でのサービスが始まり招待制という制限も取れれば、より親しい人たちとつながることができる場となるだろう、と予測していた。

しばらくすれば課金制度も導入されるらしい。流れて残らないおしゃべり情報のやりとり。占星術で言われる風の時代を象徴するようなプラットフォームのひとつとなるだろう。

個人的にはClubhouseのためにiPhoneを購入する気はない。ただし声の発信をするために発信方法と場所を検討中。思いついたことはスマホのボイスレコーダーに録音している。

大勢の人といっぺんにつながるよりも個々のつながりが好き。台本のないおしゃべりも好き。いつも思わぬ気づきがあるから。

なにもかも細かく赤裸々に語らなくても、ことばや声からにじみ出るものは隠せない。自分が発信するときも、このことはいつも念頭に置いている。


Grazie 🎶