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ジェネレーティブ・チームコーチング(GTC)~コーチングの進化系であり組織開発の発展形としてのチームコーチング~

コーチングの進化系であり組織開発の発展形としてのチームコーチング

世の中でコーチングが体系化したのは、1974年に出版された『インナー・ゲーム』という本を皮切りに、1980年代と言われている。そこから、色々な心理学や学問と統合し、コーチングのモデルも、『GROWモデル、コーアクティブ・コーチング、インテグラル・コーチング、NLPコーチング、オントロジカル・コーチング、ポジティブ心理学コーチング、プロセスワークコーチング、等』多岐に展開している。(本『コーチングのすべて』より)

その中でも最近、コーチングの進化系として、また組織開発の発展形として、チームコーチングが注目されている。

チームコーチングは、コーチング専門職の中でも最も急速に成長している分野の一つであり、民間企業、政府機関、非営利団体などの組織においてますます重要になってきています。
ICFが定めるチームコーチングのコンピテンシー – ICF Japan Chapter | 一般社団法人国際コーチング連盟 日本支部

(引用)ICF国際コーチング連盟


プロセスワークxチームコーチングとしてのGenerative Team Coaching(GTC)と、GENERATIVEモデル

私自身、ポジティブ心理学コーチングとプロセスワークコーチングの学びと実践を深めている日々の中、幸運にも、松村憲さん(日本におけるプロセスワークの第一人者でもあり組織開発の専門家)と、宮本大輝さん(コーチングやプロセスワークの実践家)が共同開発するという『Generative Team Coaching(GTC)』の企画チームに関われる機会を得られた。
GTCについての詳細や開発者の二人の想いは、こちらから
GTCが「そこにある未来を生成し、チームの進化変容を加速させるチームコーチング」と定義しているように、実際にこのGTCが出来上がる過程そのものが、Generative(生成)チームワークの体験だった。

Generative Team Coaching (GTC) 基礎コースで学べること

GTCを体系的に体得するには、基礎コース、応用コース(a/b/c)がある。
基礎コースで学べることは以下。

1)チームコーチングとは、チームビルディングでもなく、チームファシリテーションでもない。チームコーチングとは何であって、何でないのか、まずはそれを学ぶ。

2)GTCの背景理論であるプロセスワーク(プロセス指向心理学)について、学ぶ。

3)GTCが扱うチーム(生命体)を、4つのレベルで捉えることを、学ぶ。
・個人
・関係性
・フィールド
・システム

4)GENERATIVEモデルと何か、知る。

(出典)GTC 基礎マニュアルver.1 

5)GENERATIVEモデルで、チームコーチングを体験し、実践し、振り返り、学ぶ。

基礎コースを終えてみた私の感想

実は、最初は、新しい学びにワクワクすると同時に、「1人のクライアントに対してコーチングするのも毎回試行錯誤な中、複数の人やチームに対してコーチングを行うことって、本当にできるのかな。チームコーチへの道は難しく長いのかもしれない、、、」という不安があったことも事実。しかし、基礎コースの中で、GENERATIVEモデルでチームコーチングを実践してみて体験したことは「個人・関係性・フィールド・システム、という視点を持つと、コーチが意図せずとも、チームが本当に生命体として意思を持ち進化していく」のを間近に感じられた。不思議な感覚だった。

Generative Team Coaching (GTC) について詳しく知りたい方については、こちらから。

私のチームコーチへの道は、以降、応用aコースの学びに、続く。。。

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