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旅の途中

最近、映画「パプリカ」を観た。
今まで、何度か観る機会はあったはずなのに、観てなかったのだけど、たまたま動画配信サイトで何か面白い映画ないかなぁと探してたら、オススメに出てきて、なぜだか無性に観たくなったので観ることにした。これは、その何度かあったはずの観る機会に観たとしても、全く理解できなかった気がする。だから、「今」だったのかなと、観終わった後に思った。とても面白かった。
※以下、その他の作品の内容にちょっとだけ触れるので注意。

そういえば、原作者って筒井康隆だったなぁと思い、何か面白そうな小説ないかなって思って調べてたら、「旅のラゴス」がこれまた無性に気になったので、読むことにした。実は、以前、米津玄師が「感電」のMVを撮影してた時に、筒井康隆の「文学部唯野教授」を読んでいたと言っていたので、私も買って読んだのだけど(いろいろあって読んだのは買ってから約1年後。。。)、その時に「旅のラゴス」も目にしてはいたのだけど、読んでみようとまでは、思わなかった。多分、「その時」ではなかったのではないかと。。。読み始めて2日で読了した。ものすごく面白かった。こんなに集中して本を読んだのは久しぶりかもっていうくらい。先が気になって、一気に読んでしまった。

そして、「旅のラゴス」を読み終わった直後、今度は、「パプリカ」を監督した今敏の別の作品「千年女優」を観ることにした。とても不思議な作品だったけど、「旅のラゴス」と共通点が多くて、ちょっと鳥肌立った。
絵、北国、大切な人。
千代子さんの一番最後のセリフを聞いて、私、ハッとした。

これに、最近観た、映画「タイタニック」を合わせて考えた時に、一瞬、もしや、私は、好きな人には死なないと会えないのでは??なら、死んでしまった方が良いのでは??とか思ってしまった。。。だけど、いやいや、それは違う。絶対に生きて会わないといけないってことなんじゃないの??って思い直した。

私はこれまでずっと、本当に好きな人とは一緒になれない、死なないと愛なんてわからないって思ってたんだと思う。そして、それでもいいって思ってたし、そんな自分で良いとすら思っていた。それが今回、嫌というほどわかった。
イヤイヤ、良くないよ、絶対に良くない!!!本当に好きな人とは一緒にいたいし、生きてるうちに愛がなんなのか少しでも理解したい。死ぬ時には、絶対、好きな人に看取ってもらうんだって、私、心に誓った。

なんか最近、ものすごく気になる、ってことに敏感に反応できるようになってきたのかも。そして、それに伴う不思議なつながりがたくさん。ちょっと楽しい。もしや、前にしてた右脳トレーニングの効果が今頃!?!?(笑)
私の現実世界(=会社生活)は今、混沌を極めてるんだけど、それもまた、意味のあることなのかもしれない。前の会社にいた頃並みに、しんどくなって来たけど、ものすごく気になる、を見逃さないように、日々過ごしていきたいと思う。


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