【スクラム技法・事例】スクラムやってみた
私、SIerに勤めてます。
アジャイルやることになってしまいました。世の中スクラム!スクラム!なのでスクラム始めてみました。
で、いま3スプリント回したところ。それなりに回るもんだ。
うちの会社、まだまだアジャイルへの理解は深まってない。
いつまでに出来るんだ?
機能は何個あるんだ?
アジャイルなのは分かるが何をモニタリングしたらいいの?
的な感じね。
※あくまでも個人の見解です。所属する企業とは関係ありません。
※事例をそのまま書くことはありません。複数の体験を組み合わせたり組み替えたりして創作したお話を書きます。
スプリント始めてみた!
PO(プロダクトオーナー)はお客さんです。
開発メンバー5名。
に、私がSM(スクラムマスター)。
1スプリント目
いくつかの画面をデモできた。見映えさえないけど。まあまあ動いた。
POも開発力は心配していたのだが、想定よりも沢山作れていて安心&喜んでいた様子に見えた。
はー、ひと安心。
2スプリント目
さらにいくつかのバックログに取り組んで、画面が増えたり、1スプリント目に作った画面が複雑になったりした。
メンバーが技術的なことを教えあったりが増えたかな?
1スプリント目のレビューでの反応は動いたっていうものだったが、今回はあれこれ注文が出てくる。動いたものを見るとあれこれ気がつくのはアジャイルの良いところ。
3スプリント目
ちょっとSMから仕掛けました。
レビューなどはリモート会議でやり取りしています。これまでだいたい私の機材で会議に接続していたのですが、私は一切準備をせず、動かず、じっとしていました。ガマンガマンと。
時間を数分過ぎたところで1人のメンバーが私のところに来ました。
私「レビューしないの?誰か会議に接続したら?」
気がついた様子。
レビューは無事行われました。
今回の振り返りでは、レビューのときに私のところに来てくれたメンバーが口火を切って、もっと自分たちで動こうとか、意見を言い合おうとか、スクラムイベントの時間の使い方とか、突っ込んで振り返りしました。
良かった。
4スプリント目のスクラムプランニングでは、POへの質問もたくさん&些細なことかもしれないけど聞いてみたいとか、良い変化が。
私の所感
3スプリント目でここまでこれるとは。驚き。
皆が騒ぎ立てるので心していたのだが拍子抜け。
スクラム内(POと開発メンバー)が、スクラムを組むようになるのはそれほど難しくないなと思いました。
難しいのは、というか、難しくする要因はスクラムの外側にあるなという所感です。
ステークホルダやオーナー組織や企業の環境、管理者が、あれこれ手を突っ込んでくるとスクラム構成要員に影響を与える。
アジャイルやスクラムの有識者が親切で指導をしてくださるのもありがたいけれども、口調や態度は影響を与える。
有識者や権限を持った方が開発メンバーと対話をするだけで、開発メンバーに萎縮する方向の力をかけてしまう。立場が少しでも上の方は注意したいところだ。
立場が違うひとが、無意識に威圧的なのは自然なことなので、POやSMや責任者は注意深く観察して、無用な干渉の影響を最小限にする工夫をすべし。
まとめ
スクラム組む(自己管理)は難しくない。
POと開発メンバーを適切な環境におくことが重要。
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