見出し画像

本当のコミュニケーション上手って?

しなやかキャリア&ワークショップは4月満席!女性がもっと自由に、ハッピーに美しく。ご案内はこちらから。

私は講座の講師もしているし、自分に自信があると思われがちなのですが、根っこの部分は全然自信なんてないのです。でも講座の受講生たちだけではなく、インスタやnote、Facebookなど、SNSでも多くの方とコミュニケーションをとるようになって、少しずつ私自身の成長を感じています。なぜなら私は子供の頃、思ったことが全然話せない子供だったから。

また話したいと思われるのは、聞き上手な人

実は、本当にコミュニケーションが上手な人って、おしゃべりが上手な人ではなくて、話しを聞くのが上手い人。

子供の頃の私のように、人と話すのが緊張する、という人や、何を話したらいいか分からないし、人と話すのが苦手という人、いますよね。大丈夫。大したことを話さなくても、目の前の人の話を聞く姿勢を変えるだけで、印象は変わります。話した相手が、あの人話しやすい人だったな、いい人だったなって思うように。

じゃあ、話しを聞く姿勢って具体的にどういうの?

オンラインでのコミュニケーションで得する聴き方

私はZOOMでPRの講座を行っているので、毎日たくさんの受講生さんたちの聞く姿勢を見ています。そこで時々、「あぁ、この人の聞き方もったいないな~」と思うことも。

対面の場合は、話す相手の体全部が見られ、その人が持つ空気感も分かります。でもオンラインだと胸から上しか見えません。だからやっぱり表情が大事。いくら真剣に聞いてくれていても、真顔で眉間にしわを寄せて微動だにしない感じの人と、微笑みながらうなずいて聞いてくれ、笑うポイントで笑ってくれる人と、どちらが話しやすいですか?後者ですよね?


だから私は講座の最初に言ってしまいます。リアクションは大きく、と。

NHKのディレクター時代に分かったこと

テレビのディレクターの仕事っていうのは、人から話を聞き出さなくちゃならないんです。

紙の媒体だと、記者さんが「こうこうこうなんですよね?」と言って、それを相手が「はい、そうです」と答えた場合、相手が「こうこうこう」と言ったように書けます。もちろん相手の方の了承を得てね。

でもテレビはそうはいかない!相手に相手の言葉で話してもらわないとだめなんです。ディレクターの私の声が入ったりしたらカメラマンさんに怒られちゃうから。「お前黙ってろ」と。

私は話すのが苦手でコンプレックスだったから、すごく考えました。どうしたら話し手からいい話を引き出せるんだろうって。そこでたどり着いたのが聞く姿勢。聞くより、聴く。

話している時は、誰でも不安になるもの。だから、「大丈夫ですよ~」「凄い!」「面白い!」「もっと聴きたい!」っていう気持ちで深くうなずきながら聴いていました。声も出さずに。「出てこい、もっと出てこい面白いお話~」って心の中で呪文のように唱えながら。話し手がいいお話をしてくれると信じて、水の向け方に注意しながら空気を作って。

その結果、話下手だった私が「いい音(お話)を拾ってくるディレクターだ」とNHKでも褒められるように。話せなくても聴けばいいんだ!と確信できて楽になった出来事でした。


もしお友達とオンラインで話したりする機会があったら、録画してみてください。どんな顔してお話を聴いていますか?