デザイナーの多様なキャリアに迷ったのでD4VのFirst Designersに参加して一人目デザイナーを完全に理解してきた
デザイナーには多くの悩みがあります。スキル、キャリア、他領域の知識など、キャッチアップしなければならない事が盛り沢山です。私自身、自分の事業が一区切りしたことでこのまま会社を経営していくのか。新しい事業を作るのか。それとも会社員になってみるのか。いろんな可能性を考えはじめました。
そんな時、この記事を読み強い共感を覚えました。
え?VC?VCさんがデザインのこと書いてるの!?何それ?となり、いろいろ読んでまわると一人目デザイナープログラムなるものが。
本稿ではデザイナーのキャリアが多岐に渡る今、キャリアを見据える機会や成長機会を逃さない工夫についての選択肢として「このプログラムかなり良かったよ」とお伝えするものです。
制作会社、IT企業、メーカー以外のキャリア選択肢
まずはデザイナーのキャリアの10年前と現在を比べてみましょう。
UI/UXデザインの需要が高まったことによってデザイナーは「制作会社以外の会社へ就職する」という大きな選択肢が増えました。フリーランスデザイナー、副業、インハウスデザイナーなど10年前のキャリアパスとは大きく異なっています。
企業内で成長機会を掴むのか、それともフリーランスで自身の生き方に最適化していくのか。
デザイン領域でデザインをし続けるのか、はたまた金融、不動産、建築など専門的な事業知識が求められる領域にデザインを提供するのか。
アナタは今、どのようなキャリアパスを考えていますか?
キャリアに多様な選択肢をもたらしてくれたD4V first designers
画像はD4V First Designersという一人目デザイナー向けのプログラムで出された宿題です。「1年,5年先に自身がどうなっているか、どうなりたいか」について考えるというもの。
自分のキャリアと向き合うことを「強制」される機会は実はとても貴重で、あらためて考える良い機会となりました。
コーチングなどで自身のwillを見つめる機会はあれど、同じようなデザイナーの20人近くの将来のビジョンまで見られるの、めっちゃ貴重じゃないです?
同じデザイナーが、なぜその組織に所属しているかを聞くことで自身のキャリアの選択肢を増やす
約4日間のプログラムは、下記のようになってます。
スタートアップの基礎
スタートアップのデザイン組織の構築
一人目デザイナーの役割 / デザインのROI
一人目デザイナーのキャリア
一人目デザイナーに限らずデザイナーとしてビジネスに貢献したい人全員に意義のある内容でした。
参加者やスピーカー、いろんな人がスタートアップに身を置く中その背景はさまざまです。
「創業者と仲が良くて誘われた」等のリファラルから、事業成長期待値の高さを意識した方。取締役、執行役としてのポジションで迎えてくれるかどうか。それぞれの選択肢、背景、ビジョンひとつひとつが、私のキャリアの選択肢を増やしていきました。
私はデザイン会社を経営し外からビジネスを資する形態をとっているのですが、それは今のような多様なキャリアパスや雇用形態が存在していなかったからに他なりません。
もし今あらためて雇用形態、デザインが活用できる多様な業種の中から選ぶとしたら違う選択肢をとるかもしれません。
同期生の事業や課題を聞くと
と考えられるようになりました。
「このプログラムで得られた事を5年前の自分に教えたい。殴ってやりたい。」ほんこれ。
これはプログラム最終日に一緒にワークショップをし同期生が言った言葉です。
殴ってやりたいwww 自分に厳しいwww
このプログラムで得た有意義さを表現するのにとても率直な言葉だと感じました。そうなんです。5年前いや、10年前、なんならデザイナーのキャリアをスタートする時点から知りたかった事ばかりなんです。
ちょっと見てみましょう。
あの時、コレを真似して話せたらもっとうまく社長説得できたな…。
赤裸々…!皆さん採用にめっちゃ時間かけてる…!このくらいやらないとやっぱり難しいのか!
そうか、デザイン施策はこれのどこに寄与するか考えてからやるべきだったな〜。
本当のMVPって確かに言われてみれば最下段ですよね…!気付かんかった!
デザイナー「キャリア地図」のスタートアップエリアが全て埋められる
これらをデザインキャリアスタート時から知っていたら、今のキャリアに到達するの短縮できた気がしませんか…?
やりたい施策がなぜ実践できなかったのか。仮説検証のためのMVPを作ったはずだったのに、なぜ仮説に確証が得られなかったのか。いっぱい無駄や失敗あったんですよね…。
その時にこれらを知り、聞ける友人がいなかったこと、ちょっと勿体なかったなと思います。
じゃあ、今からどんな対策をしましょうか。
自分の成長機会に向き合い、掴んで離さない工夫を今からどうするか
最終日、先輩たちへの質問で「すごく運が良かったと思うのですが、それはどのような工夫のもとに得られたものだと思いますか?」(意訳)というものがありました。めちゃいい質問〜。
それらについて3人の先輩の意見は概ね一致しており、
声をかけてもらえる工夫をする、多く打席に立つ、手を上げる
チャンスに気付き、掴み、苦しいときでも離さないことを意識する
機会を呼び込むスパイラルを作る
など、日々の基本ムーブに組み込んで実践されている印象を受けるものでした。
そう、日々の基本ムーブ!ちょう大切!
First Designersで近しい環境で働くデザイナーが集い、悩みを共有したり対話する機会を持っておくことは今からでも出来る成長のチャンスを増やす工夫になるんですよね。
次回の募集は2023秋。今のうちに案内を受け取ることができるらしいです。興味のある方はぜひ〜。
記事サムネイルに下記の画像を使わせていただきました。
https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/57oPg_ksI4k?utm_source=unsplash&utm_medium=referral&utm_content=creditShareLink
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