見出し画像

海外事例から学ぶSaaSビジネス:Weblium

Starter Storyという、成功した起業家の創業から今までのインタビューサイトが面白い。
例えば:https://bit.ly/2SAhSoz

英語記事ですが、一部ポイントを要約します!

どんなサービス?
WebliumというWebサイトを簡単に構築できるプラットフォームを
2016年8月に立ち上げ、現在月商400万円(37Kドル)。

開発経緯:
もともとWebサイト開発が生業で、Templatemonsterいうテンプレートを活用したサイト作成サービスを開発。
だがリリース当初は喜んでくれた顧客も、2年もたつと不満を持つ(ブラウザのバージョンアップ対応とか、そういう問題のため)のが嫌で、Webサイト開発のプラットフォームを作ろうと思った。

Templatemonsterを売却した資金で事業を始めたので、
外部からの資金調達は行わなかった。

チーム作り:
最初にCTO、そのあと3人の相談役を雇って(セカンドオピニオンを得るため)、間違いなく正しい技術を利用できているか確からしくした。
そのあとに、3人のフロントエンドエンジニア、2人のバックエンドエンジニア、UXリーダーとUIデザイナーを雇い、そのあとにQAエンジニアなどなど。

成長ストーリー:
最初はFacebook広告を打ったが10%にしか刺さらず。
そこで、「弁護士用」「美容サロン用」と専門領域を絞ってアプローチしていったら、受注率が33%に向上。
そのあと、銀行や会社登記所と提携することで、売り上げを増やした。
今は、経営者として公の場で話す機会を増やし、ブランド認知を高める活動をしている。

起業家への助言:
・MVPは、質よりも早さを重視すべき。
早いほど早くフィードバックがもらえるから。
・顧客体験を深堀しろ
自分たちのウェブサイトを作る時にも、自社のサービスを使ったことで、顧客の痛みを深く理解することができた。
・セールスチームは、プロダクトができる前から持っておくべき

始めたばかりの起業家へアドバイスすることは?:
・10社の潜在顧客へアプローチし、これから解決しようとしている課題について、
 3~4時間ずつ話してくるべき。幾千ものインサイトが得られるはず。
・もし技術者で、セールスのことがわからなければ、セールスとマーケティングを勉強すべき。
・人を雇うためには、公の場でうまくスピーチするスキルが必要。

ーーーーーーー
(ここから所感です)
まず、事業の立ち上げ経緯が、「顧客を真に幸せにする」という目的によるもので、本質的でいいと思った。

印象深かったのは、営業が重視されていること。

私も最初はSaaSプロダクトを作る!ってなった場合に最重要は技術であり、
プロダクトの完成が見えてきたら営業が必要なのかな、
と思っていたけど、営業ってやっぱり重要だと感じる。

それは例えば、ファーストユーザーにMVPを見せるとき、
やっぱり質は低いはずで、「質の低いものを見せてもフィードバックをもらい、かつ我々に期待を持つ」という
状態にユーザーをコントロールする場面で必要だったり、
ユーザーが何を求めているのか、本質的に理解しエンジニアへ翻訳する立場として必要だったり。

アプレシアは営業はばっちりなのだけど、まだエンジニアがいない…
https://bosyu.me/users/motoyamasana/wants/10765