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「手放す勇気」の裏に隠れた大きな"恐怖"

収入と心の満たされ度は比例するものかと思っていました。
たが、そうとも限らない。そう、気づけました。

今ではあの時に訪れた「恐怖」は、私に必要なものだったと思います。

素直に吐き出す、フリーランス2年目の私が経験した恐怖。それは「手放す勇気」です。

収入の半分を占める仕事を手放す"恐怖"

手放す勇気――。

このワードって前向きに聞こえますが、その裏には「恐怖」が隠されていますよね……。

仕事を手放すって、収入が減ることですから。

本業があったり貯蓄があったりある程度の稼ぎがあったりする人は、この恐怖は比較的小さいかもしれません。しかし、フリーランス2年目の私にとっては、めちゃくちゃ大きい恐怖です。

恐怖の大きさと勇気の大きさは比例すると思っているのですが、どう感じますか?お化け屋敷に入る勇気と、"出る"と噂の廃墟に入る勇気……。私は断然後者の方が勇気が必要です(汗

ただ、大小問わず、個人で稼ぐ選択をした人には必ず訪れる恐怖でもあります。向き合わなければならない。越えなければならない壁です。

恐怖を感じるのに手放した理由

収入の半分を占める仕事を、なぜ手放したのか。

怖いなら手放さなければいい。
収入が減るのが嫌なら継続すればいい。

そう思う方もいるかもしれません。
この判断に正解はなく、手放す手放さないの選択は人それぞれでいいと思っています。

ただ、私が恐怖を感じてまで手放すことを選んだ理由は「このままでは成長できない」と感じたから。

  • 仕事が「作業化」している

  • 修正がなくなった

  • 単価アップは見込めない

  • ディレクターにはなれない

  • 1記事に時間がかかる

いろいろお話をする中で、今以上の可能性がないことがわかりました。

また3万文字程度の記事のリサーチから執筆、装飾、画像挿入、修正をやるとどうしても時間がかかる。とくに私は遅筆なので、朝活や夜活をしてもなお、この仕事につきっきりでした。

新しいことにチャレンジする余裕がないな…
学びたいけど時間がないな…

ある程度安定して納品できるようになっていましたが、そのタイミングでこのようなことも考えるわけです。

ただ、当時担当してくださっていたディレクターさんとの相性はとてもよく、断るのも心が痛い。今月まで…と思いながら3ヶ月ほど継続してしまったと思います。

最終的に、モヤモヤしながら作業することに心が疲れてしまい、打ち明けることに。

ディレクターさんは残念がってくれるし、収入は半分減るし、悲しいし怖いけど。未来の自分を信じて、恐怖を勇気に変えて決心しました。

収入減の恐怖と向き合う

「あぁ、どうしよう…」
「辞めなければよかったかな…」
「やばいな…」

収入の半分を占めていた仕事を手放した瞬間から、お金への不安や仕事がなくなる恐怖に陥りました。

しかし、この恐怖を乗り越えるには、行動するしかありません。

  • 営業(提案)をする

  • 今ある仕事に向き合う

  • 勉強をする

未来の自分から見て「今やった方がいいこと」をリストアップ!

ナマケモノなので、時間ができるとできただけグダグダしてしまう性格。仕事が減ってもTODOリストを毎日書いて、実行しました。

しかし恐怖があると闇雲に営業したり、やりたくないことにも手を出したりしがちです。そのため、以下を徹底!

  • 将来を見据えること

  • ワクワクするメディアに提案すること

  • 書く世界を広く見て検討すること

  • やってみたいと思うことに手を出すこと

自分の心に素直に向き合い、カネだけではなく興味・関心に沿って選択する。

ここだけはぶれないようにと心に決めていました。

手放す恐怖を乗り越えて見えたもの

月の収入が半分減った時期のこと。

恐怖を勇気に変えて決断し、心に素直になって行動した結果、以下のような変化がありました。

  • ワクワクメディアと契約できた

  • 尊敬する人と出会えた

  • 書きたいこと(ジャンル)が見えてきた

  • 1つの記事に心を込められた

  • 新しいことにチャレンジできた

3〜4万文字の記事を書く仕事を手放せば、当然時間ができます。すると、ひとつひとつ丁寧に向き合える時間的な余裕ができ、記事への思い入れが強くなる。そして、1つのコンテンツへの愛が大きくなる――。

収入は減ったのに、心が満たされているという不思議な感覚……。

恥ずかしながら、フリーランスになって初めてのことでした。


我が家は元々(今もか)2馬力家計なので、どうしても収入は気にしないといけません。

子ども達の成長に合わせて出費が多くなることや、老後資金のことも考えなければならない。どうしても収入ばかり意識してしまい、心が置いてけぼりの「作業ベース」の仕事をしていたのかもしれません。

あの時の恐怖や勇気によって気づけたこと。決してムダじゃなかったと心から思います。

経験から気づけたカネとココロの関係

あえて仕事を手放す恐怖を体験して、ふと思いました。

フリーランスになったからこそ感じられた恐怖だな……と。

同時に、フリーランスになったからこそ"心の充実"にも気づけました。

カネは減ったのにココロは満たされている。今までになかった感情です。たぶん、仕事や人ときちんと向き合えた証拠。フリーランス2年目でようやくしっくりきたのです。(遅いわ!本当に恥ずかしい。)

ただ正直、満足はしていません。スキルを得たり仕事や収入が増えることで、誰かを救えたり助けたりして「人のために使える」からです。

スキルもまだまだだし、収入もまだまだ底辺。

だから、私は働く!
力になれることにはベストを尽くす。
できそうだと思うことには参加する。
何コイツと思われても実践する。
不安も恐怖も味方につける。

なんか恐怖を経験してから強くなったかな……?なんて思ったり。

恐怖は悪じゃない。きっと、味方。

今日も頑張りましょう。







最後までお読みいただき、ありがとうございました!

さて今日は取材です。
これこそめちゃくちゃ恐怖!楽しんできます……


Discord名:ミキ
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