Mr.FUAN。あなたと付き合うことに決めた
2年前をふと思い出した。
フルタイム正社員。
仕事の気疲れやまだまだサポートが必要な子どもたち、出張が多いパパさん。
メンタルどうこう考える暇なく過ぎていく毎日。ふと目に入る「小1の壁」の文字。
明確に覚えている。
この言葉を知った瞬間「あ、現実と向き合わねば」と思った。
バタバタに紛れていたMr.不安
自分と向き合う
環境を受け入れる
未来を想定する
これらは、時間がないとできないことかもしれない。
忙しさの中に紛れやすいから。
でも。向き合うべきことで、向き合った方がいいこと。家事育児、そして仕事の忙しさで紛れていたMr.不安(なぜか男)の存在に気づけたのは、良かったなと思う。
「このままで大丈夫か?」
考えたのは、子どものことだけではない。
自分のキャリアも同時に考えた。
バタバタの毎日の中、1日だけ有給休暇をとった。彼(不安)と向き合おうと思って。
忙しさに紛れて、考えるべきことを後回しにしてしまっている人も少なくないと思う。が、漠然とした不安を明確にしておくことは大切。
準備するだけで、未来の自分と家族が笑顔になる。
Mr.不安が与えてくれた選択肢
不安とか恐怖の原因が明確になると、もちろん回避できる対策をしたいじゃない?
そこでやっと最もいい方法を探す「選択肢」を用意するわけ。スタートラインに立つ感じかな。
私で言ったら、小1の壁に備えて働き方を見直すというところ。
Mr.不安によって用意された選択肢は、パートに変更するか勤務時間の調整、もしくは転職するかフリーランスになるか。結局対応できないことがあってフリーを選んだんだけどね。
選択肢を用意して、ひとつひとつ確認したのがスタートだったなと思う。
不安は行動の素になる。
不安を解消するため、回避するためには考えて選択して行動しなければならないから。
Mr.不安は時に味方だ。
未来の私を変えるのは、彼かも知れない
過去は変えられない。
けど、未来は変えられる。
そのきっかけとなるのが、心の中にいるMr.不安なんだと思う。
子どもがグレたらどうしよう
職場に迷惑をかけるのは嫌だな
自分で稼げるようになりたいな
収入が途絶えたらどうしよう
これ以上家計が苦しくなるのはまずいな
しょうもない小さな不安も、解消するために行動したり勉強したりする。今動けば、未来は変わる。
Mr.不安は、困らせてくるのではなく、私を"理想"に近づけてくれようと、やってくるのかもしれない。
2年前に来た彼は、今。
2年前に来てくれた彼は、今の私に導いてくれた。
涙目の「行ってきます」に寄り添える
家でおかえりが言える
子どもの宿題に付き合える
野菜たっぷりの温かい夕食を作れる
個人で稼げる
素敵なクライアントさんと仕事ができ
楽しく仕事ができる
あの時現れてくれなかったら、叶わなかったことばかり。とてつもなく大きく、威圧的なMr.不安だったが、実は優しかったのね。
けどね。彼は消えないわけで。
どんなに願いが叶っても
どんなに幸せでも
どんなに頑張っても
Mr.不安は、常に一緒にいる。
でも、自分のチカラになってくれる存在だと知ってるから、もう大丈夫。不安も味方だと知っているから、大丈夫。
きちんと向き合って、行動して。
少しずつでも小さくして。
笑顔に変わるその日のために、協力してくれているんだよね。
15年の会社員生活を捨てる「不安」は、今までの人生で1番大きなものだった。でも。覚悟が自分を成長させてくれるものだと知れたのも、大きかった。
これからもたくさんやってくるであろうMr.不安。
悩むことも多いと思うけど、彼を味方につけて、チカラにしていこう…!
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