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ヤドカリ生活の転校経験から得たもの

子供時代、我が家は国内外を転々とする転勤族でした。25歳の時に一度結婚をしますが、その相手も転勤族でした。34歳で離婚をしてその2年後に今の小さな部屋に引越すまで、生まれてこのかた1箇所にずっと居たことの無いヤドカリ生活でした。

前に書いたかもですが、小学校だけで4つ行ってます。小学校生活が一番長い横浜ですら3年半しか同じお友達と過ごせませんでした。

「ずっと一生お友達でいようね、お手紙書くからね!」って言っても、ネットのない時代。やがて、切手を貼って海を渡って届くはずのお手紙は届かなくなります。もの心つく頃には、友達なんて所詮そうやってすぐ失うものだ、と思う子になっていました。

そして、新たな地に行けば、そこで新しい友達を作らないといけなので、その土地土地の言葉を覚え、出来るだけ周りに合わせて、長いものにはとにかく巻かれて、早く馴染むことに一生懸命になります。失ったかもしれない前の学校の友人のことはこちらももう思い出している暇がないほど。

そんな苦労の多い子供時代を過ごしたおかげで、引越しはこなれたものとなっていたし、新しい環境に馴染むのとか、知らない街を開拓するのとか、結構得意なほうになっていきます。

だから転勤族の妻だった時も、行く土地土地で楽しいことをすぐ見つけ、コミュニティに自らどんどん入っていっては友達を作り、馴染むことに苦を感じたことはありませんでした。

プロフィールにも全34の資質をアップしていますが、このヤドカリ生活経験から私が得たもの…私のストレングスファインダーの強みトップ10によく現れているかと思います。

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人間関係構築力、影響力がやたら入っているんです。調和性、適応性、共感性、社交性、活発性と。

広く浅く初対面から相手の方と仲良くなれること、知らないコミュニティにでもどんどん入っていけること、転職して新しい環境に行くことを恐れないで済んだこと、グループ内での揉め事が苦手なので極力避けてこれたこと…等々。

良くも悪くも、自分では子供時代に嫌で仕方のなかった転校生の経験が、大人になってから自分の強みの大部分に影響していると、喜ばしく思えるようになりました。

若い時に嫌だなと思っている経験、それいつか必ず、大きな強みとなって戻ってきますよ!!

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