見出し画像

上手に人を褒めるコツ

とある本を読んでいて、これは親の子どもの褒め方、仕事をする上でも心がけておくととても役立つと思ったのでシェア!

そして自分に当てはめた時に、前者の傾向が強く表れているなと気がついた。

これからは、自分も自分にも他人にも後者の褒め方、思考で向き合おうと思う。

-----

とある小学5年生に問題解決課題をやらせて「首尾よくできる」と褒めた。一1部の学生には頭の良さを褒める『個人讃称』「こういう問題を解くのが得意だね」と褒め、一1部の学生には取り組み振りを褒めた『プロセス讃称』「一生懸命やったんだね」残りは対照群として「高い点をとった」とだけ告げた。

その後もっと難しい問題をやらせると、頭の良さを褒められた学生は他の学生よりもずっと成績が悪く、取り組み振りを褒められた学生はずっと成績が良かった。頭が良いことを褒められるのはためにならないのだ。

このような実験を行った研究者たちは『個人讃称』をされると人間の成功は持って生まれた普遍の才能のおかげだと言う固定的な姿勢が強まる。

このようなものの見方をする人は自分の才能について心配する。自分の才能がどれほど適切かあるいは不適切かも心配する。そして失敗すると個人的な欠点のせいにする。

失敗したら自分が不適切な人間であることが判明しかねないときには危険を犯すことを恐れる。

これとは対照的に「プロセス讃称」をされると、「人間の才能は熱意や努力によって伸ばすことができ、したがって成功熱意と努力から導かれる。」

と言う成長志向の姿勢が強まる。

そして大きな業績を上げるのに欠かせない向学心や回復力が生まれる。

このようにフィードバックを与える時は成長志向の姿勢を強化する形でやるのが最善だ。相手にレッテルを貼るよりも努力と成長を中心にフィードバックを構成する方が優れている。

単純に言えば「頭がいい」と褒めるより、「一生懸命やった」と褒めるほうがいい。

------

どちらの褒め方してましたか??

参考文献:P271,チャディー・メン・タン, [Search Inside Yourself],英治出版,2016

この記事が参加している募集

#推薦図書

42,692件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?