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留学体験談③イギリスへの大学院留学🇬🇧

皆さんこんにちは。Mikiです。

前回からこれまでの3回の留学経験に関して記事を投稿しています。

①ニュージーランドへの高校留学
②アメリカへの大学留学
③イギリスへの大学院留学

これまでニュージーランドへの高校留学、アメリカへの大学留学を振り返りました。

本記事では、イギリスへの大学院留学について振り返ります。

イギリスへの大学院留学🇬🇧
留学するまでの経緯

イギリスに留学する前、私は日本で働いていました。アメリカの大学を卒業した後、新卒でスポーツメーカーに就職し、3年間大阪のオフィスで営業として勤務しました。

社会人2年目を終え、ある程度仕事に慣れたと実感したあたりから「次のステージ」を意識するようになり、新たな成長の環境を求めて模索した期間がありました。それは、会社の中で異動をして違った職種に就くこと・社外に求めて転職すること・思い切って独立することなど、可能な限り広い範囲で選択肢を考えていました。その中で、それまでに2回留学を経験していた背景から、「もう一度海外に出る」という選択肢も自然と出てきて、海外の大学院に応募することが自分の次の成長に繋がっていくと感じることができました。

オンラインでリサーチをする中で、イギリスにサッカービジネスに特化したコースがあること、そしてイギリスの大学に限定して無料でサポートをしてくれる留学エージェントがあることを知りました。早速面談に行って話を聞くと、応募に必要なステップを理解することができ、サポートを得ながら進めれば現実的になると感じたので、あとは「受けてみないと分からない」「受かってからどうするか決めれば良い」といった気持ちで、先のことは考えすぎずに準備をスタートしました。

3ヶ月ほどで志望理由書や推薦書などの必要書類の準備と語学テストのIELTSを受け、その後無事大学からの合格通知をもらうことができました。そこで初めて「どうするのか」と考え、大きく環境を変えることに対して不安も感じましたが、上司も家族も前向きに応援してくれた状況の中、「ここで行かなかったら後で後悔するだろうな」と思い、仕事を辞め思い切ってイギリスへ留学することを決意しました。

留学中の経験

イギリスではリバプール大学院でサッカービジネスに特化した「サッカー産業MBA」を専攻しました。コースの内容としては、まずMBAという背景から企業のマネジメントに関する経営学の授業が半分ありました。残りの半分がサッカークラブのマネジメントに関連した授業で、サッカー界だからこそ起こりうるビジネスを想定した内容で行われました。

一般的な企業と比べてサッカークラブの経営で異なることの例としては、
・勝つか負けるかで企業に入る収入が大きく変わり、見通しを立てにくいこと
・支出の大部分が選手の人件費(移籍獲得金、給料)を占めること
などが挙げられます。

授業以外にも実際にイギリスのサッカー界で働いている人の話を聞いたり、プレミアリーグのクラブを訪問したりする機会もあり、海外のサッカービジネス界で働く環境がどのようなものなのかを具体的に実感することができました。

具体的にコースの内容に関する紹介記事は以下にまとめていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

コース自体は1年で、短期間の中で多くの授業と課題が課されました。私自身限られた知識と経験値の中でアウトプットをすることはとてもハードでチャレンジングでしたが、何とか卒業に必要な成績を出せるよう必死に取り組みました。レポート課題が中心だったため、アカデミックとビジネス双方におけるレポート作成のスキルが大きく伸びました。

コース受講期間の後半にはコロナが来てロックダウンとなり、全ての授業がオンラインに移行しました。色々な壁にぶつかり、たくさんの難しさを感じた期間でしたが、このリバプールでの時間を通じて多くの知識を得ることができ、また世界中から集まったクラスメートと時間を過ごせたことがかけがえのないものになりました。

留学後に感じたこと

リバプール現地で最前線のサッカービジネスを学べたこと、プレミアリーグのクラブを訪問してトップレベルの現場を見ることができたことで、「サッカービジネス界のトップレベルはこういう環境なんだ」と、存分に感じ取ることができました。私にとってそれまでサッカーは「プレーすること」が中心であった中で、サッカーの経営に関わる立場を考えた時、「本当にこれが自分のしていきたいことなのか」と考えさせられる場面も多くありました。

リバプール大学院でサッカー産業MBAを受講した生徒は、卒業後は何かしらサッカービジネスに関わる企業に就職することが自然な流れでしたが、在学中にコロナが来て、一度サッカー界が全てストップしたことをきっかけに、すぐに就職をするのではなく、一度仕切り直して自分のペースで進んでいくことを決めました。

私が当時進もうとしていた進路では、社会的なキャリアを優先し、周りからの評価を気にしすぎて、自分の本心を隠しながら過ごしていかないといけないのではないか、と感じていました。もっと自分の思いをストレートに出して自分らしくいられる場所はどのような場所なのか、これからの人生でどのようにサッカーと関わっていくのか、帰国後はたくさん悩んで向き合った期間でした。

それでもリバプールに行って色々な人と出会い、本当に多くのことを感じ取れたからこそ、これからの自分の人生を真剣に考えるきっかけを得ることができました。時間をかけながら「自分にとってのサッカーは何なのか」「これからサッカーとどのように関わっていくか」を考え、改めてサッカーが自分の人生においてかけがえのないものであることを再認識できたことが、これから長く続く人生においてとても重要なことであったと感じています。

リバプールで得られた多くの新しい知識・経験、サッカーの持つ素晴らしい力、そこに「私らしさ」を加えたものを軸としてこれからの人生を進んでいくことが、「後悔のない人生」に繋がっていくと感じています。このイギリス留学は「本当に自分が生きたい人生」について真剣に考える機会をくれた点で、私にとってとても大きな意味がありました。


以上、3回に渡ってこれまでの留学経験を振り返りました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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