日誌 2023.9.8 雨森芳洲と庭文庫
一昔前の日本は世界で最も経済が潤っていた。明治以来「脱亜入欧」を唱えていた日本人の精神性は、経済のパワーにも後押しされアジア人で在りながら「アジア」を蔑視する不思議なカタチをとるようになった。
「欧米」も「アジア」も身体と環境がつくるある種のクセの総称だ。国は経済を合理的に動かす為だとか、一定の方向に誘導したい都合だとかでその「クセ」を矯正する。今の日本は、金も失い、「クセ」も失った。金が無くなれば身体と心しかないのに。身体と心をある程度快適に動かしていたのが「クセ」だ。
僕