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テレビ



エホバの証人の家にはテレビがない。

あっても、ついてることの方が少ない。


テレビをつけるなら聖書の言葉を聞くべきだと言われるし
音楽を聴きたいなら賛美歌を聞くようにと推奨されている。


寝ても醒めてもエホバなのだ。

だから、信者だった頃はテレビをあまり見なかった。

テレビっ子として育った3歳までの私
急にテレビが無くなった生活の4歳以降のわたし

テレビがNGなだけではなく

魔法少女
正義のヒーロー
占い
恋愛
政治
などもダメだ

細かく言うとキリがない

要するに自然溢れる動物関係のテレビやイラストかNHKの「おかあさんといっしょ」辺りしかダメなのだ。

天才てれびくん
忍たま乱太郎
おじゃる丸

も我が家はダメだった。

要するにエホバ的な考え方だけを入れるようにと教育される。
世に染まったらエホバは悲しむしそれは悪い事だと教わる。

テレビを買うお金あるなら寄付に、という地域もある。


なので

見れるものが基本的にない。

父が帰ってきた時にテレビが見たいと言えば見せて貰えたが、間違えてはいけないのは、自分から「美少女戦士セーラームーン」や「ポケモン」見たいなんて言おうものなら、ムチが待ってるということだ。


正直わたしの当時の気持ちは
テレビは難しい
だった

テレビ見ながら食事をすると怒られるし
食事しながらおしゃべりしてると怒られる
見たいテレビもムチが待っているから見れないし
見たい番組も見れない


だからかな

大人になってもテレビがない生活が気楽に感じる。

安心する

テレビをつけて誰かの声が流れていると安心するからテレビが好き、と聞いたことがある。
実際に母がJWのくせにそのタイプだ。


テレビ見る暇があるなら聖書を学び人に伝えろと毎回言いたくなる…。

わたしは「誰かの声」がする方が安心できない。
だってその声の主は「わたし」を知らないから
その声を聞いたら叩かれる可能性が強くなるから
だからいつも布団にいる

ベットの中はわたしのテリトリー

誰も侵略することの出来ないテリトリーだからだ

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