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リモートワークでオンライン朝礼を導入したら、出社ゼロでも仕事もチーム運営もうまくいった。 #広報のはなし

コロナの影響で、4月から全社一斉に在宅勤務へシフトしたうちの会社。(しかも物すごく速やかにシフトできた。なぜできたのか?という話も、いずれしたい)


月曜から金曜まで、同僚の広報メンバーと顔を突き合わせていた日々から一転。「リアルが一番なはず。仕事もチームもうまくいかないのでは…」と不安がよぎった。

あれから4ヶ月。チーム全員で直接会って働いた回数はゼロ。しかし、結論からいうと無問題であった。うまくいっている。仕事も、チームも。ついでに、社会人史上いちばん健康体になった自信もある。

その秘訣のひとつは、オンライン朝礼であるにちがいない。この記事では、オンライン朝礼の方法やコツ。やって分かったことをお話したい。至って簡単なのに、効果テキメン。来週からぜひ始めてみてほしい。

オンライン朝礼の方法

①毎朝9時にチームメンバーが全員Zoomに入室(オンライン会議など他の予定が被ってない限り、全員でカメラをONにして顔を合わせる)

②お題を決めず雑談(ここが山場と言っても過言ではない。前日食べたゴハンのこと、週末の予定、ハマっているYouTube、お気に入りのバーチャル背景など、テーマはなんでもOK!)

③メンバー1人ずつ順番に当日のスケジュールや業務を報告(事細かにというよりも、ざっくり”今日の自分”を伝えるイメージ)

この3ステップのみ。時間にして15分ほど。様子はこんな具合。

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オンライン朝礼のコツ

①短時間でいいから毎日実施する

「リモートワークになってから部署のコミュニケーションが減った」「部下との30分の1on1を週1回実施してるけど、やや足りない気が…」なんて声も社内外から聞こえてきた。わたしの上司がよく言うのは「尺より頻度」。接点数を増やすほうが、コミュニケーション不足を解消できる。これは納得。それに心理的安全性の形成にもなるし、Slackやメッセンジャーなどテキストのオンラインツールでも、声をかけやすい関係性構築にも繋がっている。

②目的は「とにかく笑顔と元気が出る」に絞る

雑談が持つパワーは本当にすごい!って話。笑ったり、声を出すことで、朝から元気がでる。心がほぐれる。「今日も頑張ろう」と思えたら100点満点。ONだけどOFFな時間といったイメージ。業務の進捗管理など、大事な話は1on1やSlackでやればいい。せっかく顔と顔を合わせるから、おしゃべりに集中するのも贅沢だし、リラックスして1日をスタートできる。

オンライン朝礼をやって分かったこと

①1日のリズムと体調が整う

リモートワークになって地味に困ったことといえば、生活リズムの変化。出社当時は、決まった時間に起きて、決まった時間に朝ごはんを食べ、決まった時間に通勤して‥が当たり前。実は、これが精神的にも身体的にも好影響だったみたい。いまは朝礼の開始時間から逆算して朝起きたり、その後のスケジュールを考えるように。オンライン朝礼のおかげで、ルーティンって大事と気付いた。

②ちょっとした報連相がしやすく、業務がスムーズになる

これは「週1の1on1」より「毎日の朝礼」がいい理由にも繋がる。リモートワークになって、「部下の報連相の頻度が減ってマネジメントしにくくなった」という人もいるよう。出社時は、横にいる上司や同僚にその場で質問できた。でもリモートワークになった瞬間、その”ちょっとした声かけ”が難しくなった。仰々しい報連相をする手間は心理的ハードルもあり、結果的に業務進捗が滞ることも有り得そう。オンライン朝礼のおかげで、その場で相談し合ったり、連絡事項をシェアし合うことが気軽にできる。

③メンバーのコンディションがタイムリーに把握できる

リモートワークでは、勤務環境や生活リズムの変化から体調不良になったり、孤独感で滅入ってしまう人も出ていると聞く。オンライン朝礼であれば、声も顔も確認できる。②のように悩みや困りごとを話すキッカケになる。表情や声色でコンディションが分かるのもいい。バーチャル背景を糸口に、いまの気分や関心事も掴める気がする。わたしの居る少人数の部署の場合、ひとり欠けたら大事に。SOSをキャッチし、互いにサポートするためにも、互いにコンディションを確認し合えるのは、実は重要。


番外編

七夕のときは、みんなでお揃いのバーチャル背景に。それぞれの願い事を発表し合ったりもして、盛り上がった。イベント性を絡めると、オンライン朝礼はさらに盛り上がる。創意工夫で飽きずに開催もできる。オススメ。

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以上。コロナも長期戦に入り、応急処置だったテレワークが常態化している企業も多いはず。まずはすぐに始められることから着手するのが大事。”新しい生活様式”として、チャレンジしてもらえたら嬉しい。ぜひ。

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