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日記_庭の生き物たち

春に庭の木をだいぶ剪定したと思ったのにもうワサワサしてきた。

立夏超えてからの勢いがすごい。ツツジも花が終わったのでそろそろ剪定しないとな。だいぶ背が高くなってしまったので強めにいこう、そうしよう。

今住んでいる家は借家の一戸建て、築50年近くなる。入居したての頃は除草剤を撒いていたのか草は生えていなくて土ばかり。そこに山椒、椿、ツツジ、南天、桑の木、ヒメコウゾ、そして名前のわからない花の目立たない実のならない木が何種類か植えられていた。

根っこが張らなければ何植えてもいい、とのことだったのでとりあえずシロツメクサの種を撒いた。土の質もよくなるかなーっという期待を込めて。

土を耕して、バーっと撒いたら一面にシロツメクサが咲いて好きなだけ冠あめるぞ!と思いきや、6年経っても(もうそんなに住んでいるのか・・・)まばら。植物って面白い、こんもり山になる場所と全く生えてこない場所がある。思い通りにはいかない。種を撒いたのはシロツメクサだけなのに、よくわからない草がどんどん生えてくる。

種が飛ばされてきたのもあるだろうけど、多分多くはもともと生えていたものだと思う。前の住人は芝生のお家にしたかったんだろう、あと薬味もとりたかったんだろうな。ミョウガがニョキニョキ出てくるし、シソが庭の真ん中に生えてきたりもした。

除草剤が抜けるのを待ち構えるように出てきた草たち。待っていたのは種なんだろうか、根っこなんだろうか。

草があると虫が寄ってくる。玄関出るだけで名前がわからない虫たちがいるのは気分がいい。王道のカマキリやアゲハチョウは卵もこさえてくれるので観察が楽しい。虫目当ての鳥も増えた。

「自分が知らないことごとがこんなにも身近に、こんなにも沢山ある」と知ると、ほっとする。限りがない、広がりがある、余地がある、ということが私にとって重要なんだろうなと思う。

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