Miki Kambayashi

ワイン屋勤務のソムリエ。大学生の頃ワインと出逢いお酒の道へ。生まれ育ちは新潟で現在は三…

Miki Kambayashi

ワイン屋勤務のソムリエ。大学生の頃ワインと出逢いお酒の道へ。生まれ育ちは新潟で現在は三重に住んでいます。ワイン屋で働きながらカフェや英会話ラウンジでワインのイベントをしています。現地の気候風土を肌で感じながらそこのお酒と食を楽しむ旅が好きなので紀行文にしていきたいと思います。

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旅とワイン

旅先でその土地ならではの食やお酒を楽しむのが好きだ。 トスカーナのキアンティクラシコで見た葡萄畑とオリーブの木が続く美しい丘陵地帯。そこを後にして訪ねた古都シエナのカンポ広場。 お昼に寄ったレストランで食べた猪のラグーのピチという平べったいパスタやサラミの美味しかったこと。地元の赤ワインと一緒に。 サンフランシスコで食べた名物の魚介のスープに合わせた地元のロゼワイン。 バークレーの街中にあるワイナリーは近所の人々で賑わい、いくつものワインを飲み比べ。 バンコクで干か

    • 仙台でワインを楽しむ最高な夜!

      せっかく宮城に来たので、仙台でも飲みたい! そんな思いから決行した弾丸仙台飲み。 宿泊は山形だったので、川崎町で山形に行く先輩に荷物を預け、仙台行きのバス停まで送ってもらい、バスに飛び乗った。 (先輩方が優しすぎた泣) 1時間ほどで一気にビル群が立ち並ぶ景色に。 一気に都会。 仙台駅前で下車。 少し距離があるが目的地まで歩くことに。 歩いて15分ほどだろうか、だいぶ繁華街からは離れた落ち着いたエリアの交差点に面したこちらのヒヒヒさんへ。 ウッディーな扉を開けて店内へ。

      • ぶどうの声に耳を傾けて

        名古屋のセントレアから飛行機に乗ってやってきたのは宮城県。 宮城を飛行機で訪れるのは初めて。 三重からだと遠いイメージがあった東北だが、飛行機に乗ったらあっという間だ。 働いているワイン屋でも取り扱っていて好きなワイナリーのひとつ、 Fattoria AL FIOREさんへ行くために。 宮城に到着した途端、東海のうだる暑さを忘れるくらいの涼やかな風が吹いていて、気持ちいい。 レンタカーに乗り込み、空港から車を走らせ約40分。 山あいの豊かな自然が広がる川崎町にたどり着いた

        • 倉敷で漕ぎ出したばかりのワイナリー

          7月の岡山ワイン旅。 最後に訪れたのは倉敷市船穂(ふなお)町に昨年新たにオープンした醸造所、GRAPE SHIPさん。 代表の松井一智さんは、倉敷市生まれでフランス料理の元シェフ。 料理の勉強のため渡仏していた時に、大岡さんのワインに出会い、ワイン造りの手伝いをしたことがきっかけで、帰国後地元に戻り一度は飲食に戻ったそうだが、その後ブドウ栽培農家に転身された。 ここ、船穂町はマスカット・オブ・アレキサンドリア(以下略:アレキ)の一大産地でありその中でも特に高品質なアレキを

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        旅とワイン

          岡山の未来を考えぶどうを育てる

          フランス・ローヌで長年ぶどうの栽培醸造を続けてきた日本人のヴィニュロンである大岡弘武さんが現在は岡山でぶどうを育て、ワインを造っている。 岡山・富吉にある大岡さんが営むラ・グランド・コリーヌ・ジャポンに素敵なご縁で繋いでもらい特別に訪問させてもらった。 私も大好きなあの “ル・カノン“ を造られている大岡さんに会える。緊張しないわけがない。 初めてお会いする大岡さんはとても気さくで優しかった! 大岡さんの運転する車で早速畑に案内してもらった。 ちょうど色づきはじめてき

          岡山の未来を考えぶどうを育てる

          巨大な石柱が立つぶどう畑

          domaine tettaから程近く、もう少し標高の高い場所にあるこの畑。 “草月の畑“と呼ばれ、樹齢20年のシャルドネというぶどうが植わっている。 岡山県新見市哲多町で野波晶也さんが営む岡山ワインバレーの畑だ。 この新見市エリア一帯はカルスト地形と呼ばれる、地表に露出した石灰岩が雨水などで侵食されて誕生した地形が分布しており、地域の至る所に石灰岩の白い岩が地表にむきだしている。 石灰岩とは元々魚介類やサンゴなどの死骸が海に沈んで堆積したもの。 世界的に有名なワイン

          巨大な石柱が立つぶどう畑

          パンダが目印のあのワイナリーへ

          新緑の気持ちの良い時期になった。 あーーー! 旅に出たい! そう思って久しぶりに遠出をした。 朝早く出発。 眠い目を擦らせて向かった先は、、、、、、、、岡山! 私の中で今一番ワインでホットな県である。 岡山県は瀬戸内海に面した穏やかな気候に恵まれ「晴れの国」とも呼ばれている。 ピオーネや高級マスカット、白桃など多くの果物栽培で有名だ。 なかでもブドウ栽培は130年以上の歴史を誇る。 その歴史的な栽培方式に注目して、ワイン用のブドウ栽培に応用したワインづくりが行われるよ

          パンダが目印のあのワイナリーへ