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Tech PRの頭の中〜「連載企画:メルカードの舞台裏」を実施するまで〜

こんにちは。
メルペイ Engineering Engagement Team Tech PR担当の mikichin です。

この記事は、技術広報 Advent Calendar 2022 22日目の記事です。
12月1日からはじまった「連載企画:メルカードの舞台裏」という連載企画をリードしています。
本記事では、この連載企画をしようと思った背景、どのようなことを考えてPlanningをしたのかなどをご紹介します。

メルカードって?

「メルカード」は、2022年11月8日にサービス提供を開始しました。「メルカリ」の利用実績等を元に利用限度額や還元率が決まり、申込みから利用時の即時通知、履歴確認、柔軟な清算管理まで「メルカリ」アプリで完結するクレジットカードです。
本人確認を完了しているお客さまであれば、「メルカリ」アプリから最短1分(※)で申込みが完了し、最短4日後に受け取ることができます。「メルカード」はJCBブランドで発行するため、国内外約3,900万箇所のJCB加盟店で利用いただけます。

※:お申込み手続きにかかる時間の目安です。お申し込みの際には、利用規約等を必ずご確認ください。

「連載企画:メルカードの舞台裏」を企画しようと思った背景

わたしは日々Tech PRとして、メルペイのエンジニアリング組織の技術的なチャレンジをはじめ、組織や働き方などを発信しています。具体的には、メルカリエンジニアリングブログやメルカンといったテキスト情報やイベントなどを企画します。

メルカードがリリースされたら、技術的な発信を企画しようともともと考えていました。しかし、今回は通常の技術発信とは異なる想いを感じていました。発表にいたるまで約2年近く、メルカードの開発に関わっているメンバーは他チームが発信をしている中、インサイダー情報でもあるためリリースまでは一切発信ができないという状況でした。
こういった状況を考えると、わたしとしてはメルカードの取り組みをちゃんと注目される形で企画し、発信をしたいという想いから「連載企画:メルカードの舞台裏」を企画することにしました。

Planning

メルペイTech PRの管掌範囲は、通常メルペイのエンジニアです。
しかし、「メルカード」は久しぶりの大規模なプロダクトリリースで、「メルカリ Fintech事業戦略発表会 2022」を開催したり、メルカードのCM放映をしたりと全社的に注力をしていました。
企画するにあたって、エンジニアだけではなく、PMやデザイナーなども巻き込んで発信することで、よりメルカードの魅力が伝わり、よりメルペイのエンジニアリングのやりがいや魅力が伝わるのではないかと思いました。そこで今回はメルカードPJに関わったチーム全体を巻き込み、企画をつくりました。

流れ

上記の流れで進めました。
企画書をもとに、わたしが企画していることを現場に伝えるとみんな快く企画に乗ってきてくれたことはもちろん、ネタのアイディア出しやより適した発信手法は何かなどアイディア出しを一緒にしてブラッシュアップしていきました😊

わたしの基本的な役割は、プロジェクトオーナーとして全体の企画をとりまとめたり、調整を行うことです。実際の執筆については現場のメンバーにお任せしており、わたしはスケジュールどおり進んでいるかの進行管理をしています。

発信内容に合わせた最適な発信媒体で

今回の連載企画は、PM、デザイン、エンジニアリングと多岐にわたったテーマでの発信になるため、エンジニアリングブログだけではなく、メルカン、デザイナーブログも活用し最適な発信媒体でそれぞれ発信を行うことにしました。

メルカンでの掲載においては、メルカン編集部のみなさまに構成、インタビュー、編集など多大なるご協力をいただきました。本当にありがとうございました🙌

効果的なタイミングを考える

少し触れましたが、メルカードは「メルカリ Fintech事業戦略発表会 2022」やCM放映といった露出タイミングが控えていました。これらのPRチームがつくっているモメンタムに合わせることやお客さまがアプリ上で確認できる状態になっていることが望ましいと考え、12月1日からスタートすることにしました。

一方で、この記事もそうですが12月はAdvent CalendarというIT業界のお祭り(?)もありますよね。Tech PRとしては、Merpay Advent Calendarの企画も同時進行であり、どうしようか少し悩みました。
エンジニアリングブログで重複して発信することで、メルペイに関するそれぞれの記事の注目が分散してしまうことを避けるべく、Merpay Advent Calendarの8日目までの記事を「連載企画:メルカードの舞台裏」とあわせてエントリーし調整することで解決しました。

OGP制作について

「連載企画:メルカードの舞台裏」は、メルカン、エンジニアリングブログ、デザイナーブログとさまざまな発信媒体を活用し、発信をしています。
見た目的にも統一感があるようにしたいと考え、デザイナーチームに依頼をしOGPのデザインを制作していただきました。
人にフォーカスしているメルカンと、技術的な知見やノウハウをアウトプットするエンジニアリングブログやデザイナーブログでは、発信媒体の特性が違うと考え、2パターン準備しました。

最後に

Tech PRという役割上、日頃エンジニアのみなさまのアウトプットを推進しているので、自分自身も声がけをするだけではなくちゃんと発信をしようと思い、初めてAdvent Calendarに参加してみました😊
改めて、自分がしている業務を人に伝えるために体系立てて整理をすることの難しさやエンジニア文化である知見を共有することで業界全体に還元し活性化させるということのよさを感じることができ、取り組んでよかったなと思っています。

今回わたしがまとめたことは、PR業務に携わっている人であれば当たり前のことで、新しい発見はなかったかもしれません。でも今回の事例をもとに何かしら参考になることがあれば幸いです。

メルカードはサービス提供が開始されるまでにさまざまな課題があり、その課題解決にむけ多くの挑戦や試行錯誤がありました。
「連載企画:メルカードの舞台裏」では、取り組みの中でお客さま体験で大切にしてきたこと、得た知見を公開していますので、是非こちらもご覧ください😊


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