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中学校のファシリテーターを終えて

こんにちは!みきです!

この土日、2日間ファシリテーターとして中学校の子どもたちとWSをしてきました!
実際にオフラインで関わってみて感じたこと、これからに繋げていきたいこと思ったままにつらつらと。


子どもたちのフレッシュさ

初めてのオフラインファシリ。胸の中が緊張でいっぱいに。
体育館でこの2日間共にする中学生とのご対面。
自己紹介をしたとき中学生からの反応が良すぎて涙
「みきー!」ってたくさん呼んでもらえました😂
一気に緊張がほぐれ、わくわくに。

その後、バスに乗り、合宿施設へ移動。
バスの中で、中学生たちとおしゃべりをしながら。
何も考えずに、思ったままに、言葉を発している中学生が可愛くみえました。
バスを降りてFWに。森の中を探検しました。
「たのしいー!」「えー、雨やだー」「虫やだ!都会の方が良いよー」などみんなの色んな声がきけて。
なんか、素直な子どもたちに思わず笑みがこぼれました。
中学生の明るさほど、元気をもらえるものはないな!とこの2日間でとっても感じた


思ってたより難しい…

高校生はBEAUで、小学生はインターンで関わる機会があった中で
今回、中学生の子たちと関わるのは初めて。
思春期の中学生たちは、惹きつけるのが難しい。
今回の合宿のテーマは「スキルアップ」
ワークがメインの合宿で、5時間くらいワークをやる。

そこで、ファシリとして関わっていて、集中力が持たない子
やってることがそもそも難しいので、どうかみ砕いて説明するか。
盛り上がると声が通らなくなる。
やってみて、色んな難しさがありました…

話し方も間の取り方も自分にはまだまだだと実感した。
想像していた5倍は難しかった。
そんな時間でした。


実力がない私がそんな中で大事にしていたこと。


中学生と同じ目線で

私は、自己紹介のときに、今回は先生ではなく「みんなと同じ目線で関わりたい」と話した。だから、敬語じゃなくてため口で話してほしい。
気軽に相談できる、話せるお友達くらいの感覚を目指していた。

ファシリをしている中で、中学生たちとまとめる、雰囲気をつくる実力がないことに気づいた私は、できる限り中学生に寄り添うことにした。

ワークをしている中学生に、しゃがんで同じ目線で話してみたり、
みんなからリクエストをもらって音楽を流しながらやることで、
ワークに取り組むモチベーションをあげたり。
みんなの名前を覚えて、積極的に話しかけることにした。

そのおかげか1日目終わったときに「みきさん、今日はありがとうございまいした!明日もワークの相談のってください!」とか「みきー!ありがとう!」という声がちらほら。

BEAUでやってて思ったけれど、場づくりは雰囲気をつくるよりかは、その子の居場所をつくる、その人と向き合うことが大切なんだと。

そう思い、心の距離を縮めにいった。


モヤモヤする気持ちと葛藤

この2日間で、中学生たちはプロジェクトを考え、プレゼンをするというものであった。

そんな中で、中学生たちはいいアイデアが思い浮かばず、試行錯誤していた。

時に相談にのって、一緒に考えてみたり。
違う角度からつっこんでみたり。
中間発表で、FBをもらいブラッシュアップしたり。

中学生たちは中々納得いかず、葛藤していた。
チームで何度も何度も話し合いを重ね、2日目の最終発表前のお昼。

私はある生徒から相談された。
その生徒は目的から物事を考えて詰まっていたので、私は今できることから考えて、結果として目的が達成できてればいいんじゃないかと言った。

そしたら、その子はおお!確かに!と直ぐに吸収。自分なりに落とし込んで「みきさん、こんなのどうですか!?」と!
そこからそのグループは、素晴らしい発表を堂々としていた。


たくさん葛藤して葛藤して、悩んだ先にあこれがいいかも!と腑に落ちる部分がある。
それこそが学びや探求の面白さだと感じた。

個人的に、中学生が大学生と同じ目線に立ったときの表情が印象的だった。
今でも忘れなれない。あの、ワクワクして先が見えた表情。

そして、なにより私が言った言葉がみんなに響いたそんな瞬間が嬉しかった。


ある生徒の心の扉が開いた瞬間

今回、私がファシリを担当したクラスは、暴れん坊な生徒がちらほら。言うことを聞けないやワークに取り組まない人たちが何人か。
ワーク中に他のクラスに言ったり、部屋から出てしまったり。
中学生ってとっても難しいなぁと思っていた。

そんな中で私の印象に残った生徒が1人。

最初は私の声掛けが気に食わなかった様子。
ワーク中に「なんでこんなことやらなきゃいけないの?」「だるい」「めんどくさい」を連発。

この子にどうアタックしたら、やる気が出るのかみんながプロジェクトを試行錯誤しながらも私も試行錯誤していた。

その子があるワーク中に寝ていたので、
「ほら、起きな。」と私が
「なんで起こすんだよ」と男子生徒が。
「私はどんなに嫌々言われても、絡みに行くから覚悟しといてね」と言ったら
「は?だる〜」とその子が。
「ちゃんとやりなよー」と最後に私が一言言って
話は一旦ここで終わり。

その後のワークのときに
グループの話し合いやプレゼン発表を手伝っていた。
それを見ていた私は、休憩中にその子のところに行って、「なーんだ、ちゃんとやってたじゃん」と声をかけた。
そしたら!「でしょ。やればできるだよ、俺」と。
なぜだかそこからその男の子との心の距離が近くなった気がする。

プレゼンのFBのときに、みんなの前でその子のことを褒めたらとても嬉しそうにしていた。

最後、バイバイするときも「頑張れよ!」と一言言って手を振ってくれた。
最近の男子中学生はツンデレが多いのかなと
思いつつ、なんだか心の距離が縮まった気がして嬉しかった。




君の名前は…

もう1つ私が印象に残ってるエピソードが。
合宿中、私は名札をつけていたけど、子どもたちはつけていない。
ということで、私が直接名前を聞かないといけない。

あるタイミングの休憩時間に
女子のグループに行って、名前を聞いていた。
みんな名前で教えてくれる中、1人の生徒が名字で答えてくれた。
「なんで、名前じゃないの?名前教えないのね笑」とその子の友達が。
「私、初対面の人には名前教えないんです…なので、名字で呼んでもらえると」と言われた。
そりゃそうだよねと思う私。

ワークが続く中で、徐々に溶けつつある距離感。
名字呼びを続けていた。

そして、最後お別れのとき。
全校生徒の前で挨拶をした後に、クラスの子たちにお別れを告げる。
そのときに「私の名前○○っていうです。」
と向こうから打ち明けてくれた。

あぁ、この子と仲良くなれた証拠か
これが2日間過ごしてきた答えだなと。
その女の子からも教えてもらった。
そして、その子の名前を呼んでさよならをしてきた。


吸収しまくりな2日間

私はこの2日間で多くのことを吸収した。

中学生がどうしたら、注目して話を聞いてくれるか。集中力を継続させるためのアイスブレイク。
ファシリテーターとして、みんながプロジェクトを考えやすい環境づくりをする。

それとともに、考えたプロジェクトに対して問いを投げたり、一緒に考えたり。

ずっと頭がフル回転だった。
周りを見つつも、目の前の生徒と向き合い、プロジェクトの内容とも向き合う。

ここ2日で1番学べたことは、中学生との心の距離の縮め方。

たまたま、私のファシリやFBのコメントを見ててくれた先生がいて。最後の最後に自分のところに来て「みきさんのコメント素晴らしかったです。伝える力、惹き付ける力があると思う。ぜひ、先生になってほしい」と。

いやぁ、私先生になる予定ないんだけどな😂と思いながらもありがたいお言葉頂いて、嬉しかった。
個人的には、悔しさが残りつつも、自分のファシリを客観的にみて大人からそう言ってもらえたのは自信になった。

そして、最後バイバイをするとき、1人ずつ声掛けていたら、ある女の子が涙を流していた。
ミセスが好きでその話で盛り上がっていた女の子。たった2日間なのに、寂しさから涙が溢れるくらいの存在になれたこと。
嬉しかったです😢✨


この2日間で、中学生から色んなことを学び、元気と勇気、そして原動力をもらえた気がする。
あぁ、子どもたちと向き合う仕事っていいなと感じました。
とっても充実した2日間でした。


最後まで読んでくれてありがとうございます☺️
もっとファシリテーターとしてより磨いていきたいなと思います!
では、また!!


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