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淡嶋神社(和歌山市)

和歌山の海沿いに、人形でびっしりと埋め尽くされた神社がある。名前は淡嶋神社。地元から近いこともあって、昔はちょこちょこ訪れていた。引っ越してからは足が遠のいていたが、先日ふと思い立って10数年ぶりに行ってきた。

南海電鉄の「めでたい電車」で出発

加太駅から歩いて20分ほどで到着。境内に入ると、目に入るのがこの光景。

初めて来たときは怖!と思ったが、実はここは人形供養の神社。この人形たちはみんな、子どもの幸せを願って奉納されたものなのだ。…そうは言っても、やっぱりちょっと怖いけれど。

他にも、招き猫や信楽たぬきや木彫りの熊など、多種多様な人形が並んでいる。

招き猫
信楽たぬき
木彫りの熊
金太郎
七福神の1人…かな?
だるま
カエル。ここに祀られている神様の使いだそう
お面もたくさん
年季の入ったおひな様

奉納される数がいちばん多いのはひな人形。そもそもここで人形供養が始まったのも、江戸時代に紀州徳川家がひな人形を奉納したからなんだとか。現在では年間5万体が全国から集まるらしい。うわぁ、すごい数。

***

ところでこの神社、髪の伸びる人形があることでも有名である。巫女さんに本当にあるのか尋ねてみたら、「はい、宝物殿にございます」とのことだった。ただし普段は一般公開していないそう。公式サイトに画像があるので、興味のある方はそちらを見てみてください。

宝物殿

10数年前とは人形の配置が変わっていたり、新しくハート型の絵馬ができていたりとマイナーチェンジは見てとれた。しかし神社に漂う「異世界感」は健在。今後もときどき、人形たちに会いに来たい。


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