『いい質問が人を動かす』／谷原誠

Prime Readingに追加されていて気になったので読んでみた本。

「いい質問」が人を動かす

質問されると

「思考」し、「答え」てしまう。

人は命令では動かないが、質問すると自発的に動くことができる。
なので職場で部下などをその気にさせ、育てるには質問をするのがおすすめ。

質問をするときには、

「私は何のために質問をするのか」

ということを、まず自分自身に質問して、目的を明確にしてから始めよう。

目標達成や問題解決など自分自身のための質問も多く書かれていて、たとえば、目標達成のためには成功するまでやり抜くことが大切だが、そのための質問が4つ。

・あなたは何（what）を実現したいですか？
・目標はいつ（when）までに達成しますか？
・目標を達成するために犠牲にすることは何（what）ですか？
　その上で、あなたは目標と犠牲のどちら（which）を選びますか？
・どうやって（how）目標を達成しますか？

自分を変えるための質問ワークや寝る前に行うフィードバッククエスチョンなど実践すれば自分を掘り下げることができる質問も紹介されている。

質問をされてすぐ答えられるものとそうじゃないものがある。
質問の答えを探すために深く考えることによって、自分がどう感じているのか、好きなものと嫌なもの、考え方のくせなど今まで気がつかなかったことがわかる。

自分自身を知ることで何かを選択するとき、決定するときの助けになるのではないかと感じた。