見出し画像

【本紹介】その悩み、解決できます。

今回は小林翔平さんが書かれたその悩み、哲学者が既に答えを出していますという本について解説します。
頭のいい哲学者に頼りましょう。その不安すでに哲学者が解決しています。
一人で悩んでいるより一度この本を手に取ってみてはいかがでしょうか?

概要

不安なことがあると、普通だったら別のことをして忘れるのに対し、哲学者は既に解決し本にしちゃってます。
人生もカンニングペーパーみたいなものであらゆる悩み、仕事を、劣等感、人間関係、今後の人生などなど26の悩みに答えてくれています。
ここでは抜粋して皆さんも持ってる4つの悩みを解説していきましょう。

4つの悩みそれは

一つ目、会社を辞めたいけど辞められないという悩み→動かずに動け
二つ目、バタバタと忙しくて時間がないという悩み→スケジュール帳を捨てろ
三つ目、自分の顔が嫌いだ→トカゲではない証拠だ
四つ目、人の目が気になってしまう→監視カメラをぶっ壊せ

◆会社を辞めたいけど辞められないという悩み→動かずに動け

画像1

パワハラに悩んだり今の仕事にやりがいを感じなかったりする人は大勢いると思います。
でも、そこですぐ転職したり実力で生き残るフリーランスでいきなり生きていく人は少ないと思います。
20世紀後半のフランス哲学者「ジル・ドゥルーズ」は
勇気を出せ!
ではなく
動かずに動け
と残しています。
資本主義の中では働くサラリーマンは立場が弱く資本家に使われ搾取する立場にあります。
しかしその構造はよく見ると「抜け穴」がありその「抜け穴」に精神だけでも抜け出せと主張しています。
例えば今の仕事よりもっと稼ぎたいとなれば「副業」をして稼いでいくのも効果的です。また、刺激的な日々を送りたいとなれば新しい趣味を作るのもいいですね。
この副業や趣味を使って「抜け穴」から抜け出せばいいのです。
つまり現状から身も心も逃げ出すには勇気も必要だしリスクもあるのでまずは部分的なところから逃げ出すことにしましょう。
私も最初は趣味で初めた革細工が今では制作の予約待ちが出来ることがあるくらい集客が出来るようになってきました。
また会社の決まりを利用した「抜け穴」も存在します。
使えない人、つまり窓際族でいれば責任も負わずじっとしているだけでお金が手に入り精神的負担も軽くなります。ただこれはクビにもつながるのでおすすめはしないです。
つまり無理して動くことはなく、部分的に最低限の動ける範囲で「抜け穴」を通ればいいのです。
悩み過ぎてうごけない、そんな状況こそドゥルーズの「動かずに動け」が発揮できます。


◆バタバタと忙しくて時間がないという悩み→スケジュール帳を捨てろ

画像2


いつも忙しすぎて自分のやりたいことが出来ない、このまま年老いていくのかと思うと怖くなったりしませんか?
そんな時こそノーベル賞を受賞したアンリ・ベルクソンが語る「時間論」からスケジュール帳を捨てろと送ります。
スケジュール帳が無かったら時間り管理できないじゃないかと思うあなたにアンリは真っ向から反論してきます。
「行為率的に予定を立てることこそおかしい」というのがアンリの主張です。
どういうことかというと時間と空間を一緒の性質と考えているからなんです。
つまり時間は大きさが変わるものであり、空間は大きさが変わらないものであるという前提で考えると時間を空間にあるスケジュール帳で管理するからおかしなことになるのです。
ピンと来なくても大丈夫です。私も最初わかりませんでした。
例えると、遊んでいる時間と仕事の時間では時間の流れる感覚が違うと共感できますよね。
しかし空間にあるものはどんな場合でも変わらずそのままの状態なのです。
人間は空いた時間を有効活用しようとどんどん予定を詰め込み忙しくしていきます。
だから、忙しくなり自分の時間が持てなくなってきます。
じゃあどうしたらいいんだ、スケジュール帳を捨てたら仕事が出来なくなると思いますよね。
私もそう思います。
では、どうすればいいかというと1つの提案としてタスク化しましょう。
タスク化することで何をやるかを視覚的にしそれを終わらせて空いた時間は自分の時間にしましょう。
そのために時間を効率よく使い、自分の時間を最大限に引き出せるようになれば人生を謳歌できますよね。

◆自分の顔が嫌いだ→トカゲではない証拠だ

画像3


自分の顔がコンプレックスになって嫌いという人が非常に多いと思います。
私も低い鼻を気にした時がありました。
そんな時こそ日本でも300万部以上売れた哲学者ジャン・ポール・サルトルが「人間はトカゲでは無い証拠だ」と唱えています。
簡単に言うとトカゲはそのままを受け入れるが人間は、そのままでは受け入れがたく何とかしたともがくものであるということです。
トカゲと人間には大きな違いがあり、それはトカゲより人間のほうが圧倒的自由ということです。
というのもトカゲは子孫繁栄という明確な目的があり、人間には子孫を残す、残さないの選択ができます。
人間は子孫繁栄以外にも一生懸命働くという生き方やだらだら最低限働く、生きるのを辞めるという圧倒的自由があるからこそ現状に悩み続けるという思いが出て来ます。
もしかするとイケメンでなくてもコミュ力が高いとモテまくることは可能ではないか、鼻が低くても稼ぎまくれば自由な暮らしが出来るのではないかと現状に抵抗して改善策を見出すのが人間では無いかというサルトルの考えです。

◆人の目が気になってしまう→監視カメラをぶっ壊せ

画像4


ミシェルフーコーが唱える「他人の目の内在化」という考えで人からそう思われてなくても自分で嫌なことを思われているのでは?と深読みし自分で自分を監視してしまい、気になってしまうということです。
日本も深読みし自分を監視しがちな人が多い傾向があり「同調しなければならない」という考えに陥ります。
なぜ人の目が気になるのか?その根拠は?それが正しいのか疑い始めるためにも自分の中にある監視カメラをぶっ壊し確認する必要があります。

あとがき

いかがでしたでしょうか?
今回は26つもある悩み解決から4つを抜粋し、開設させていただきました。
本書は、人間のあらゆる悩みを歴史的哲学者が解決してくれます。
哲学は抽象的でわかりにくいものですが、ついの時代も変わらない本質的な答えを持っています。
抽象的だからこそ自分の悩みに当てはまりやすく同カスタムすれば解決に向くのだろうかと思考できるようになります。
以下、本のURLを張っておくので是非手に取ってみてください。





サポートしてくれたら、次の記事の費用にさせてもらうよ! いい記事が出来るようにみんな応援してね!