【心を整える食事とは?】(精神科医みきぽんの健康談話室 食事編#1)


みなさん  こんにちは  精神科医みきぽんです。
本日は〖心を整えるための食事について〗お伝えしたいと思います。

私たちの体は食べたもので構成されています。
『なにを食べたら健康にいいか?』に関しては、すでに多くの情報が届いていますね!

本日は『何を食べるか?』ではなく、
〖どういうふうに食べると心が整うか!?〗
ということをみていきたいと思います。

【ポイント3個】 ‼

お伝えしたいと思います。


1 よくかんで食べましょう‼

忙しい現代人は食事に時間をかけられないことが多いようです。
ですが、私たちの体は食事によってつくられていますよね?
『心と体はつながっています!』

「食事タイム」は私たちが『自分の心と体を作るとき!』です。
とても大切な時間ですね!!

もぐもぐよくかんで食べましょう!(´~`)モグモグ


唾液の中にはアミラーゼという消化酵素がありでんぷんを麦芽糖に分解してくれます。
かまずに飲み込むと、その分は胃腸に負担がかかります。
30回目標にしてかんでみてください!(食物がドロドロに!!)
栄養の消化吸収がぐんと高まると思います。

唾液の分泌は自律神経の副交感神経系が関わっています。
唾液をよく出すことは、副交感神経を刺激して自律神経のバランスを整える効果があります。
さらに唾液の分泌によって、水分の代謝がよくなります。

いいことづくめですね!
ぜひお試しください!



2 食事と食事の間の時間をしっかりとりましょう!!


食べ物には気を配っても、食べた後のことは気に留めない方が多いかもしれませんね?

口にした食べ物はどのようになるのでしょうか?

食べ物がはいってくると消化管は自動的に消化活動を開始します。
消化管の活動は〖全自動洗濯機〗に似ています
一度運転を始めると、ごとごと最後まで自動運転します。

全自動洗濯機の運転の途中で、新たに洗濯物が投入されると、洗濯のプロセスが混乱してしまいますね。

同じく食事の消化が終わる前に、次の食事をとると消化活動が混乱してしまいます。
〖私たちは食べ物の消化吸収によってエネルギーを得ています〗から、消化活動が混乱すると力がでなくなります
精神的にも元気がでなくなったり、意欲がなくなったりする可能性があります。(´;ω;`)

食事と食事の間はしっかり時間をとりましょう!!

目安は3時間‼です!(その方の消化の力により変わってきます。)
おおまかにいえば3時間たつと、前の食事はだいたい消化が終わっているということです。

間食やおやつも同じです。食事より少なくだいたい2~3時間くらいです。
食間の飲み物は、ノンカロリーがおすすめです。

例えば・・・・

7時   朝食

10時  間食(おやつ)

12時  昼食

3時   間食(おやつ)

7時   夕食

というかんじのスケジュールはいかがでしょうか⁇
(合間にノンカロリーの水分補給はオーケーです!)

〖なんとなくのだらだら・・・・と口に入れるのをやめる〗だけで
消化力がついて胃腸の調子もよくなります
消化吸収力アップによって、気力も上がります。💪
うまくいくとお肌もつやがでてきます・・💗

ぜひお試しください!!
(体質、体調に応じて調整お願いいたします。)



3 夕食はきもち軽めで、その後は寝るまでカロリーオフ!!でやってみましょう!


さて最後のポイントです。

食物の消化吸収はどのようにおこなわれるのでしょうか?
消化吸収は副交感神経が主に司っていて、夜間にメインに行われています

体の中では夜間に食べ物の消化吸収、体内での新陳代謝古い細胞と新しい細胞の生まれ変わり)などの生命活動が活発におこなわれています。

成長ホルモンの分泌は夜間がピークとなります。このホルモンは子供時代には成長に寄与しますが、成人してからは新陳代謝に関わっています。『寝る子は育つ』といいますが【寝る大人は新陳代謝がよくおこなわれる】わけです。

ここで大切なことは、昼間の活動で発生した老廃物の排泄も主に夜間帯中心に行われるということです。

老廃物の排泄がスムーズにいきませんと、倦怠感や意欲低下などが生じやすくなります。元気が出ない状態です。

夕食がヘビーであったり、夕食後~寝る前にいろいろ食べる習慣がありますと、夜間の時間に食べ物の消化で体がいっぱいいっぱいとなり、排泄まで手が回らないという現象がおきてきます。
排泄がスムーズにいかないといろいろ支障がおきてきます。
このような状態では成長ホルモンもその力を発揮できません。

夕食をきもち軽くする、夕食後~寝る前までお夜食なしですごしてみてください。
排泄系がよく働いて、翌朝すっきりめざめることができると思います。💗

体力が持たない場合には、お夜食代わりに野菜スープ、果物ジュースなどの消化器官に負担の少ないものをとるとよろしいかと思います。

夕食を軽くすることが無理!という場合には、夕食後のカロリーオフだけでもそれなりの効果があります。

何となく元気でない、食べているのに力がわいてこないというときにはぜひお試しください!!

3~4日続けてみますと効果が感じられると思います!!
(体調に応じて、調整よろしくお願いします!)


【食事に気持ちを向ける事】は
【命に心を向ける事】ですね!
皆様のご健康を心からお祈りいたします。


お読みくださいまして誠にありがとうございました。






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